ミドリムシ 細胞小器官。 ゾウリムシ

細胞小器官の機能|細胞の構造と機能(2)

ミドリムシ 細胞小器官

以下、からの引用です。 細胞における細胞小器官の配置は一見乱雑でも,相対的な配置が厳密あるいは一定の範囲で決められています。 特に鞭毛の配置などは細胞運動や動物の正常な発生にも関わるために,厳密に決められる必要があります。 Feldman et al. 2007 はコナミドリムシ(Chlamydomonas reinhardtii; 緑藻植物門オオヒゲマワリ目)の変異体を用いて, 鞭毛を含め複数の細胞小器官の配置が中心小体(centriole)に依存して決まっていることを明らかにしました。 コナミドリムシは一般的に「クラミドモナス」とも呼ばれる生物で、モデル生物(生命現象が観察しやすい為、生命現象の研究に用いられる生物)として盛んに用いられます。 真核単細胞生物で、緑藻類の一種。 葉緑体を持っていますが、鞭毛があって動物的に動くこともできる。 この種は動物(界)でも植物(界)ではなく、原生生物(界)=平たく言うと、植物・動物が分化する以前の原始的生命に属します。 核も野生株ではリゾプラストと呼ばれるセントリン・タンパク質を含んだ繊維によって中心小体に繋がれています。 セントリンの変異である vfl2 (注:前述のセントリン・タンパクが変異した個体)では中心小体と核の連結がなくなり,母中心小体は正常な位置に残るのに対して, 娘中心小体と核が定まらなくなることも明らかにされました。 このことから,核の位置も母中心小体が決めていることを示しています。 同様に,鞭毛根系(鞭毛の基部から細胞内に伸びる細胞骨格構造)の位置も中心小体が決めており, asq 変異体 (注:中心小体が異常に変異した個体)では収縮胞の位置も中心小体と共に移動していたそうです。 なお,ピレノイド,眼点(いずれも葉緑体内部の構造) の位置については中心小体とは独立していたそうです。 なんでや劇場レポートにも書かれていますが、中心体は、2本1組の中心小体からなり、細胞分裂に当たって中心小体が2つに別れます。 この時、複製元になる1本の中心小体を「母中心小体」複製された中心小体を「娘中心小体」と呼びます。 今回の研究からは中心小体がどのようにして細胞膜の特定の位置に結合しているのかまではわかりませんでしたが, 細胞内での細胞小器官の相対的な配置を決めるために中心小体が大きな役割を果たしていることが分かりました。 収縮胞と中心小体の主従関係は今回示されませんでしたが,オオヒゲマワリ目の藻類には多数の収縮胞が細胞表面に散らばっているにもかかわらず, 中心小体は鞭毛の付け根にのみ存在すると見られる藻類(ヤリミドリ属)も知られているため, やはり中心小体が収縮胞の位置を決めていると推測されます。 以上の内容から明確になる重要ポイントは、以下の3点です。 今回、分析されているのは原生生物と言う非常に原始的な真核単細胞生物なので、真核多細胞生物では構造が違う可能性もありますが、逆に「原始的」な生命だからこそ、この「中心体による細胞内小器官の配置決定」と言う構造は、非常に根源的で重要な生命構造であるとも言え、必ず多細胞生物でも、この根源的機能の上に塗り重ねされた、生命構造が存在すると考えられます。 中心(小)体を追求するほどに、いかに「中心(小)体」が生命にとって重要な存在であるかが解ると同時に、DNAのみを重視する「セントラルドグマ」が完全に誤った認識であるのかが解ってきます。 アーカイブ•

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鞭毛

ミドリムシ 細胞小器官

このシリーズの から までの記事で書いてきたように、 ミドリムシに代表される ユーグレナ植物に分類される生物の 主要な特徴としては、 葉緑体を持って 光合成を行うことができる 独立栄養生物としての特徴を持つことや、 鞭毛と呼ばれる 運動性を持った器官を備えていること、 その他にも、 感光点と 眼点と呼ばれる 原始的な視覚器官へと通じる器官を備えているといった点などが挙げられることになると考えられることになります。 そして、 こうした比較的特殊な生物としての特徴から、 ミドリムシは、その 生物学的な分類において、 植物部門においては 鞭毛藻類に分類されると同時に、動物部門においては 鞭毛虫類に分類されるという 植物と動物の両方に分類される生物であると考えられることになるのですが、 それでは、こうした ミドリムシの生物学的な特徴のうち、 具体的にはどのような特徴に基づいて、ミドリムシは植物と動物の両方に分類されることになるのか?ということについて、今回はより詳しく考えてみたいと思います。 スポンサーリンク ミドリムシが動物か植物の両方に分類される理由とは?一つの植物の定義と二つの動物の定義を同時に満たす生物 まず、 こうした ミドリムシに代表される ユーグレナ植物に分類される生物を定義づける 生物学的な特徴についてさらに詳しく列挙していくと、 ミドリムシは、植物細胞と同様に 葉緑体を持って 光合成を行うことができる 独立栄養生物としての特徴を持つ生物であると同時に、 鞭毛と呼ばれる 運動性を持った器官も備えていて、 通常の植物細胞に見られるような丈夫な外郭構造である 細胞壁は持たずに、動物細胞と同様に 細胞膜のみによって細胞が保護される 柔軟な構造をしているほか、 感光点と呼ばれる鞭毛の根本にある小点において 光の強弱を感じとることができ、また、 眼点と呼ばれる細胞上部に存在する 赤い目のように見える器官において、そうした感光点に到達する 光の方向性の調整が行われているといった点が挙げられると考えられることになります。 という三つの要素が挙げられると考えられることになります。 そして、 ミドリムシは、こうした植物と動物の三つの定義のうち、 植物細胞と同様に葉緑体を持ち、 光合成を行う独立栄養生物であるという点では、 植物の定義を満たす生物であり、 それに対して、 感光点や眼点を用いることによって 光の強弱と方向性を捉えたうえで、 鞭毛を用いて光源のある方向へと 能動的に移動することができるという点や、 植物細胞に見られるような 細胞壁は持たずに、動物細胞と同様に、細胞膜のみによって細胞が覆われているという点では、それは、 動物の定義を満たす生物であると考えられることになります。 スポンサーリンク 菌類とは対称的な意味において動物と植物の中間に位置する生物 ちなみに、 以前に 「」の記事などでも詳しく考察したように、そうした 動物と生物の中間に位置する生物としては、 今回取り上げた ミドリムシやユーグレナ植物のような 鞭毛藻類や鞭毛虫類の一種に分類される生物の他に、 キノコやカビといった 菌類に分類される生物の存在も挙げられることになると考えられることになりますが、 菌類の場合、上記の動物と植物の三つの一般的な定義に基づくと、それは、 運動器官を持たずに同じ場所にとどまったまま生活を営んでいて、 菌糸を構成するすべての細胞が丈夫な 細胞壁によって覆われているといった点では 植物の定義を満たすものの、 光合成は行わずに、他の動植物の遺体や、生きた木々に 寄生または共生することによって生きている 従属栄養生物であるという点では、むしろ 動物の定義を満たす生物であると考えられることになります。 ・・・ 次回記事: 前回記事: 「」のカテゴリーへ カテゴリー• 844• 641• 118• 184• 550• 152• 204• 333• 278• 593• 338• 153• 143• 310• 240• 125•

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ミドリムシが動物と植物の両方に分類される理由とは?菌類とは別の意味で両者の中間にある生物、ユーグレナ植物とは何か?④

ミドリムシ 細胞小器官

このシリーズの から までの記事で書いてきたように、 ミドリムシに代表される ユーグレナ植物に分類される生物の 主要な特徴としては、 葉緑体を持って 光合成を行うことができる 独立栄養生物としての特徴を持つことや、 鞭毛と呼ばれる 運動性を持った器官を備えていること、 その他にも、 感光点と 眼点と呼ばれる 原始的な視覚器官へと通じる器官を備えているといった点などが挙げられることになると考えられることになります。 そして、 こうした比較的特殊な生物としての特徴から、 ミドリムシは、その 生物学的な分類において、 植物部門においては 鞭毛藻類に分類されると同時に、動物部門においては 鞭毛虫類に分類されるという 植物と動物の両方に分類される生物であると考えられることになるのですが、 それでは、こうした ミドリムシの生物学的な特徴のうち、 具体的にはどのような特徴に基づいて、ミドリムシは植物と動物の両方に分類されることになるのか?ということについて、今回はより詳しく考えてみたいと思います。 スポンサーリンク ミドリムシが動物か植物の両方に分類される理由とは?一つの植物の定義と二つの動物の定義を同時に満たす生物 まず、 こうした ミドリムシに代表される ユーグレナ植物に分類される生物を定義づける 生物学的な特徴についてさらに詳しく列挙していくと、 ミドリムシは、植物細胞と同様に 葉緑体を持って 光合成を行うことができる 独立栄養生物としての特徴を持つ生物であると同時に、 鞭毛と呼ばれる 運動性を持った器官も備えていて、 通常の植物細胞に見られるような丈夫な外郭構造である 細胞壁は持たずに、動物細胞と同様に 細胞膜のみによって細胞が保護される 柔軟な構造をしているほか、 感光点と呼ばれる鞭毛の根本にある小点において 光の強弱を感じとることができ、また、 眼点と呼ばれる細胞上部に存在する 赤い目のように見える器官において、そうした感光点に到達する 光の方向性の調整が行われているといった点が挙げられると考えられることになります。 という三つの要素が挙げられると考えられることになります。 そして、 ミドリムシは、こうした植物と動物の三つの定義のうち、 植物細胞と同様に葉緑体を持ち、 光合成を行う独立栄養生物であるという点では、 植物の定義を満たす生物であり、 それに対して、 感光点や眼点を用いることによって 光の強弱と方向性を捉えたうえで、 鞭毛を用いて光源のある方向へと 能動的に移動することができるという点や、 植物細胞に見られるような 細胞壁は持たずに、動物細胞と同様に、細胞膜のみによって細胞が覆われているという点では、それは、 動物の定義を満たす生物であると考えられることになります。 スポンサーリンク 菌類とは対称的な意味において動物と植物の中間に位置する生物 ちなみに、 以前に 「」の記事などでも詳しく考察したように、そうした 動物と生物の中間に位置する生物としては、 今回取り上げた ミドリムシやユーグレナ植物のような 鞭毛藻類や鞭毛虫類の一種に分類される生物の他に、 キノコやカビといった 菌類に分類される生物の存在も挙げられることになると考えられることになりますが、 菌類の場合、上記の動物と植物の三つの一般的な定義に基づくと、それは、 運動器官を持たずに同じ場所にとどまったまま生活を営んでいて、 菌糸を構成するすべての細胞が丈夫な 細胞壁によって覆われているといった点では 植物の定義を満たすものの、 光合成は行わずに、他の動植物の遺体や、生きた木々に 寄生または共生することによって生きている 従属栄養生物であるという点では、むしろ 動物の定義を満たす生物であると考えられることになります。 ・・・ 次回記事: 前回記事: 「」のカテゴリーへ カテゴリー• 844• 641• 118• 184• 550• 152• 204• 333• 278• 593• 338• 153• 143• 310• 240• 125•

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