ナウゼリン。 ドンペリドン

医療用医薬品 : ナウゼリン

ナウゼリン

8g、1日1回で処方された(処方1)。 調剤を担当した薬剤師は、薬の量が多いと感じて添付文書を確認した。 用法・用量の「6歳以上の場合は1日最高用量は1. 」という記載を見て、問題ないと判断し、処方箋通り調剤した。 鑑査を担当した薬剤師も、通常よりは1回量が多いと感じたが、小児でも1日投与量は30mgまで使えるし、ナウゼリン坐薬は3歳以上で1回30mg使うため問題ないだろうと判断し、投薬を担当する薬剤師に薬を回した。 投薬を担当した薬剤師は、処方箋を確認して直ぐにナウゼリンの1回量が多すぎることに気づいた。 ナウゼリンは通常、成人でも1回10mgであり、医師は1日3回の分服で処方したかったのではないかと推測した。 疑義照会の結果、用法は1日3回毎食前に訂正された(処方2)。 医師の処方オーダリングによる用法選択ミスであった。 診察時に、「1日分だけ薬を出すから、明日の朝また受診してください。 」と女児の母に言いながら処方箋を作成したため、毎食前(朝昼夕)で処方するつもりが、明日の「朝」と述べたことにつられて「朝食前」を選んでしまったとのことだった。 調剤及び鑑査を担当した薬剤師は、1日量ばかりに気をとられて、添付文書の「1日3回食前に分けて」という文章を見逃していた。 小児の場合、単純に体重当りの1回量や1日量に体重を掛けると、成人量を超過してしまうことがある。 特に、中枢移行が知られている薬剤や、中毒域の狭い薬剤などでは、有害事象に直結するリスクも高く、注意が必要である。 事例114• 事例113• 事例112• 事例111• 事例110• 事例109• 事例108• 事例107• 事例106• 事例105• 事例104• 事例103• 事例102• 事例101• 事例100• 事例99• 事例98• 事例97• 事例96• 事例95• 事例94• 事例93• 事例92• 事例91• 事例90• 事例89• 事例88• 事例87• 事例86• 事例85• 事例84• 事例83• 事例82• 事例81• 事例80• 事例79• 事例78• 事例77• 事例76• 事例75• 事例74• 事例73• 事例72• 事例71• 事例70• 事例69• 事例68• 事例67• 事例66• 事例65• 事例64• 事例63• 事例62• 事例61• 事例60• 事例59• 事例58• 事例57• 事例56• 事例55• 事例54• 事例53• 事例52• 事例51• 事例50• 事例49• 事例48• 事例47• 事例46• 事例45• 事例44• 事例43• 事例42• 事例41• 事例40• 事例39• 事例38• 事例37• 事例36• 事例35• 事例34• 事例33• 事例32• 事例31• 事例30• 事例29• 事例28• 事例27• 事例26• 事例25• 事例24• 事例23• 事例22• 事例21• 事例20• 事例19• 事例18• 事例17• 事例16• 事例15• 事例14• 事例13• 事例12• 事例11• 事例10• 事例09• 事例08• 事例07• 事例06• 事例05• 事例04• 事例03• 事例02• 事例01.

次の

ナウゼリン

ナウゼリン

作用機序 [ ] ドーパミンD 2受容体が活性化するとやが起こる。 またの遊離が減少するため、胃運動が低下する。 ドンペリドンはこのD 2受容体への拮抗作用により吐き気を抑え、上部消化管の運動機能を調整(促進)する。 D 2受容体は延髄のCTZ()や上部消化管に存在するが、ドンペリドンはを通過しにくく、中枢へはほとんど移行しないため、CTZのD 2受容体への作用は弱く、主に上部消化管のD 2受容体に作用する。 そのため、作用機構がよく似た(中枢に移行する)に比べて副作用が起きにくく、安全性が高い。 副作用 [ ] D 2受容体の刺激によりの分泌が抑制されるが、ドンペリドンはそのD 2受容体を遮断するため、プロラクチンの分泌が促進され、分泌、膨満感、異常などの副作用が現れることがある。 その他、、、などの消化器系の症状や、、異常、めまい、眠気が現れることがある。 また、海外で重篤な・心臓病死が起きたことから、長期使用者、高齢者、心疾患のある患者には注意が必要と思われる。 また、が知られている薬剤との併用、強力な阻害薬との併用も薦められない。 ナウゼリン錠10 協和発酵キリン 効能・効果 [ ] 下記疾患および薬剤投与時の消化器症状 悪心、嘔吐、食欲不振、腹部膨満、上腹部不快感、腹痛、胸やけ、あい気 成人:慢性胃炎、胃下垂症、胃切除後症候群、抗悪性腫瘍剤またはレボドパ製剤投与時 小児:周期性嘔吐症、上気道感染症、抗悪性腫瘍剤投与時 用法・用量 [ ] 成人では通常、1回10を13回食前に経口服用する。 ただし、レボドパ製剤服用時には1回5~10mgを1日3回食前に経口服用する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 小児では通常、1日1. 0~2. なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。 ただし、1日服用量は30mgを超えてはならない。 また、6歳以上の場合は1日最高用量は1. 妊婦に制吐剤を用いる場合はを選択すべきと考えられる。 脚注 [ ] [].

次の

ナウゼリンの効果と副作用を分かりやすく解説!

ナウゼリン

1.ナウゼリンの特徴 まずはナウゼリンの特徴について、かんたんに紹介します。 ナウゼリンは吐き気止めです。 主に胃腸のドーパミンのはたらきをブロックする事で吐き気を抑えます。 また嘔吐中枢にはたらきかけることで吐き気を抑える作用も多少あります。 脳には比較的入りにくいため、副作用は少なめです。 ナウゼリンは主に「吐き気」に対して用いられるお薬ですが、吐き気は「中枢性嘔吐」と「末梢性嘔吐」の2種類に分けることが出来ます。 中枢性嘔吐は、脳の延髄にある嘔吐中枢の刺激によって生じる嘔吐です。 そして末梢性嘔吐は、胃などの消化管が刺激されることによって生じる嘔吐です。 ナウゼリンは末梢性嘔吐にはしっかりとした効果を示しますが、中枢性嘔吐に対する効果は弱めです。 しかしこれは悪いことではありません。 中枢性嘔吐に対して効果が弱いという事は、脳にあまり届かないお薬だという事です。 実際ナウゼリンは、脳血管関門と呼ばれる脳に入る関所のような部位を通過しにくい事が分かっています。 脳に入りにくいという事は嘔吐中枢には作用しにくいけども、脳に作用してしまう事で生じる副作用も起こりにくいという事です。 例えば中枢性嘔吐にも末梢性嘔吐にもしっかり効くお薬として「プリンペラン(一般名:メトクロプラミド)」があります。 プリンペランは吐き気を抑える作用は強いのですが、同時に脳にも達してしまいやすいため副作用も生じる可能性が高まります。 具体的には脳のドーパミンをブロックしすぎてしまう事で、「錐体外路症状」が生じることがあります。 これは手足の震えや不随意運動(勝手に動いてしまう)など、困った副作用となります。 以上からナウゼリンの特徴として次のようなことが挙げられます。 【ナウゼリンの特徴】 ・主に末梢性の吐き気を抑える作用に優れる(中枢性にも多少効く) ・脳にお薬が達しにくいため、錐体外路症状や高プロラクチン血症は少なめ スポンサーリンク 2.ナウゼリンはどんな疾患に用いるのか ナウゼリンはどのような疾患に用いられるのでしょうか。 添付文書には次のように記載されています。 噯気(おくび)とはいわゆる「げっぷ」の事です。 またレボドパというのはパーキンソン病の治療薬で、副作用として吐き気が生じる事があるためナウゼリンの投与が有効です。 ナウゼリンを「消化器疾患に伴う不定愁訴」に用いた際の有効率は、• 悪心(吐き気)に対する有効率は70. 嘔吐に対する有効率は74. 食欲不振に対する有効率は61. 腹部膨満感に対する有効率は62. 食後上腹部充満感に対する有効率は64. 胃部重圧感に対する有効率は55. 腹痛に対する有効率は59. 胸やけに対する有効率は61. 逆流感に対する有効率は61. 噯気(おくび)に対する有効率は61. 3.ナウゼリンにはどのような作用があるのか ナウゼリンは吐き気を抑える作用がありますが、これはどのような作用機序で得られる効果なのでしょうか。 ナウゼリンの主な作用について紹介します。 ドーパミン受容体はドーパミンが結合して様々な作用を発揮する部位になります。 消化管のドーパミン受容体にドーパミンが結合すると、胃腸の動きが抑えられることが分かっています。 ナウゼリンがドーパミン受容体をブロックすると、ドーパミンが結合できなくなるため胃腸の動きは活発になります。 これにより胃腸から食べ物が腸に排出されやすくしたり、腸管の動きの活性化が得られます。 これにより吐き気が改善されます。 この効果も脳のドーパミン受容体をブロックする事で得られると考えられています。 ナウゼリンは基本的には末梢性嘔吐に効くお薬ですので、このような中枢作用は弱めなのですが、多少はこの作用も有しています。 中枢性嘔吐への作用が弱いという事は、吐き気を抑える作用としてはマイナスですが、脳への副作用が生じにくいというプラスの面にもなります。 スポンサーリンク 4.ナウゼリンの副作用 ナウゼリンにはどのような副作用が生じるのでしょうか。 また、副作用の頻度はどのくらいなのでしょうか。 ナウゼリンは安全性の高い吐き気止めで、副作用発生率は0. 生じうる副作用としては、• 下痢、便秘• 胸やけ• 乳汁分泌、女性化乳房• 錐体外路障害• 発疹 などがあります。 ナウゼリンは脳に達しにくいお薬であるため、中枢神経系の副作用が生じにくく、多くは消化器系の副作用(下痢、便秘、胸やけ、嘔吐など)になります。 しかし中枢神経系の副作用が全く生じないわけではなく、頻度は低いものの生じる可能性はあります。 特に注意すべき中枢系の副作用としては、「錐体外路症状」「高プロラクチン血症」が挙げられます。 錐体外路症状というのは• 四肢のふるえ• 不随意運動(勝手に動いてしまう) などの症状のことで、これは脳のドーパミンがブロックされすぎることで生じます。 ナウゼリンの主なはたらきは消化管のドーパミンのブロックですが、一部脳のドーパミンもブロックしてしまうのです。 脳のドーパミンが少なくなりすぎてしまう疾患に「パーキンソン病」がありますが、ナウゼリンも脳のドーパミンをブロックする事で人工的にパーキンソン病のような状態を作ってしまう事があるのです。 これを薬剤性パーキンソニズムと呼び、「錐体外路症状」と呼ばれることもあります。 錐体外路症状は命に直結する副作用ではないものの、患者さんの生活に大きな苦痛が生じるものであり、その発症はできる限り避けなくてはいけません。 また錐体外路症状によっては一度出てしまうとお薬を中止しても消えないものもあります。 そのため、これから長い人生がある小児の方には特に起こさないようにすべき副作用になります。 実際ナウゼリンは「小児では錐体外路症状が発現しやすいため、過量投与にならないよう注意すること」と使用上の注意が書かれています。 高プロラクチン血症というのは、プロラクチンというホルモンが増えてしまう副作用で、これもドーパミンがブロックされるために生じます。 プロラクチンは乳汁を出すホルモンで、本来であれば授乳婦において上昇しているホルモンです。 高プロラクチン血症が生じると男性でも胸が張り、乳汁が出てくるようになります。 それだけでなく、乳がんや骨粗しょう症のリスクにもなる事が指摘されています。 またナウゼリンで生じる重篤な副作用としては• ショック、アナフィラキシー様症状• 錐体外路症状(後屈頸、眼球側方発作、上肢の伸展、振戦、筋硬直等)• 意識障害• 肝機能障害、黄疸 などがあります。 これらは頻度は稀ではありますが注意が必要な副作用になります。 最後にナウゼリンは• 妊娠または妊娠している可能性のある方• 消化管出血・機械的イレウス・消化管穿孔の方• プロラクチノーマの方 への使用は「禁忌(絶対にダメ)」となっています。 ナウゼリンは動物実験にて骨格・内臓異常などの催奇形性(赤ちゃんに奇形が生じる現象)が報告されています。 そのためヒトにおいても妊娠中は服用するが出来ません。 また消化管を活発に動かす作用があるため、消化管から出血している方、消化管に腫瘍などのできものが出来てしまい通過障害が生じている方(機械的イレウス)、消化管の壁が破れてしまっている方(穿孔)に用いる事は極めて危険です。 またプロラクチノーマというのは、プロラクチンというホルモンを産生する腫瘍ですが、プロラクチンはドーパミンのはたらきをブロックする事で分泌されやすくなる事が知られています。 という事はドーパミンをブロックするナウゼリンは、プロラクチンの分泌を更に増やしてしまうリスクがあるため、プロラクチノーマの方は使用する事が出来ません。 吐き気は老若男女問わず出現する症状です。 小さいお子様やお年寄りが使う事もあるため、多くの剤型が用意されており、どんな方であっても服用できるように工夫されています。 ナウゼリンの使い方は、 <成人> 通常、1回10mgを1日3回食前に経口投与する。 ただし、レボドパ製剤投与時には1回5~10mgを1日3回食前に経口投与する。 なお、年令、症状により適宣増減する。 <小児> 通常、1日1. 0~2. なお、年令、体重、症状により適宜増減する。 ただし、1日投与量は30mgを超えないこと。 また、6才以上の場合は1日最高用量は1. となっています。 ナウゼリンは基本的に食前に投与することが推奨されています。 その理由は食べ物を食べる前に吐き気を抑えてあげた方がいいからと、空腹時に服薬した方が効きに即効性があるからです。 動物実験でナウゼリンを空腹時(食前)に投与すると、急速に吸収され約15分で血中濃度が最大になる事が示されています。 一方で食後にナウゼリンを投与すると、血中濃度が最大になるまでは30分かかります。 このように食前に服用した方が素早く効果が得られるのです。 また食前に服用した方が、その後に食べる食事を嘔吐してしまうというリスクがなくなります。 ただし臨床的には食前に服薬というのは忘れてしまう事も多いため、食後に服用する事も少なくありません。 6.ナウゼリン錠が向いている人は? 以上から考えて、ナウゼリンが向いている人はどんな人なのかを考えてみましょう。 ナウゼリンの特徴をおさらいすると、 ・主に末梢性の吐き気を抑える作用に優れる(中枢性にも多少効く) ・脳にお薬が達しにくいため、錐体外路症状や高プロラクチン血症は少なめ というものでした。 ナウゼリンは吐き気止めの中でも主に末梢性嘔吐に効果を示す吐き気止めです。 そのため安全性を重視して吐き気を抑えたい方にはオススメ出来るお薬になります。 しかし中枢神経への副作用の頻度は多くはないものの、生じないわけではありません。 特に長期間服用していたり、高用量を服用しているとこれらの副作用が生じやすくなります。 このような副作用を起こさないためにも、ナウゼリンは吐き気がある時のみ服用することとして、漫然と長期間服用を続けないように気を付けましょう。 カテゴリー• 247•

次の