非ヒスパニック系白人。 [B! 米国] 米の65歳以下の新型コロナ死者、非白人の割合高い=CDC

ヒスパニックとは

非ヒスパニック系白人

米国の1940年以降の合計特殊出生率の動きを人種、民族別に掲げた。 かつては白人、黒人、そしてせいぜいアジア人といった人種別の把握でよかったが、近年はヒスパニック系人口の増加により、白人も黒人も含んだヒスパニック系か否かという民族別の把握が必要となっている。 米国の民族人種別の合計特殊出生率(TFR)の動きで目立っているのは、他の民族より格段に出生率が高かったヒスパニック系米国人が2006年の2. 86をピークに大きく低下し、2017年には2. 01まで大きく低下した点である。 これは、サブプライムローン問題やリーマンショックによる経済低迷によって特に移民女性を中心に出産延期が起こったからとされた(2013年9月5日The Wall Street Journal)。 しかし、その後も、ヒスパニック系の出生率低下は続いているため、最近では、欧州での同様な移民女性の出生率低下と同様に、移住先社会に同化する文化変容の効果と見られるようになっている(図録コラム参照)。 非ヒスパニック系白人はアジア人と同程度に出生率は相対的に低く、2017年には1. 67となっている。 黒人は1990年の2. 48から1996年の2. 09まで大きく低下したのちほぼ横ばいだったが最近は全米水準とほぼ同レベルで低下傾向にある。 黒人の合計特殊出生率は、かつては一貫して白人を大きく上回っていたが、今では、米国平均や白人と同程度に至り、非ヒスパニック系白人との差も大きく縮まっている。 1990年代以降、少なくとも出生率の面では黒人の白人化が大きく進展したといえる。 参考までに日本人のTFRを示したが、日本は終戦直後のベビーブーム後、急速に出生率が低下したのに対して、米国は、日本より10年遅れてベビーブームが訪れた様子がグラフから明解に見てとれる。 なお、アジア系(太平洋島しょ部系を含む)のTFRも非ヒスパニック白人をやや下回る水準で推移している。 米国のTFRは、1990年以降、横ばいないし微増傾向から、最近は低落傾向にあるが、これは、ヒスパニック系をはじめ、各民族・人種が経済情勢や文化変容の影響でおしなべて低落傾向にあるためである。 従来から米国の中心となっている非ヒスパニック系白人については、ヨーロッパと異なり米国では政府による家族政策に目立った対策が見られないにもかかわらず(図録参照)、比較的高い水準を維持していた。 この理由としては、 1 高い若年出生率、 2 出生力の高い宗教人口の存在があげられる(早瀬保子・大淵寛編著「 」原書房(2010))。 同書によれば、• 1 米国の15〜19歳女性の出生率が日本の8倍、英国・ドイツなど西欧5カ国平均の3. 5倍と非常に高く、これが米国特有の現象であることを示している。 背景としては、米国では若年層の避妊実行率が31. 5%と低く、10代では意図しない妊娠の占める割合が82%と高い水準にあることがあげられる。 2 宗教心の影響でプロテスタント、モルモン教など出生力の高い層が一定以上の人口規模で存在している。 白人女性の合計特殊出生率でモルモン教の多いユタ州の2. 45とカトリック教徒の多いロードアイランド州の1. 50の間でおおよそ1. 0の差が生じている。 ユダヤ教や無宗教でも出生率は低い。 (この点に関連して、米国の避妊意識が西欧と異なっている点について図録参照) 合計特殊出生率の推移の各国比較については図録参照。 (原データ) 年 次 米国平均 白 人 黒 人 アジア人 ヒスパ ニック系 非ヒスパ ニック系 白人 (参考) 日本 1940 2. 30 2. 23 2. 87 4. 11 1941 2. 40 2. 33 2. 96 1942 2. 63 2. 58 3. 02 1943 2. 72 2. 66 3. 13 1944 2. 57 2. 50 3. 08 1945 2. 49 2. 42 3. 02 1946 2. 94 2. 90 3. 24 1947 3. 27 3. 23 3. 58 4. 54 1948 3. 11 3. 02 3. 74 4. 40 1949 3. 11 3. 01 3. 86 4. 32 1950 3. 09 2. 98 3. 93 3. 65 1951 3. 27 3. 16 4. 09 3. 26 1952 3. 36 3. 25 4. 15 2. 98 1953 3. 42 3. 31 4. 28 2. 69 1954 3. 54 3. 42 4. 47 2. 48 1955 3. 58 3. 45 4. 55 2. 37 1956 3. 69 3. 55 4. 73 2. 22 1957 3. 77 3. 63 4. 80 2. 04 1958 3. 70 3. 56 4. 73 2. 11 1959 3. 67 3. 54 4. 60 2. 04 1960 3. 65 3. 53 4. 52 2. 00 1961 3. 63 3. 50 4. 53 1. 96 1962 3. 47 3. 35 4. 40 1. 98 1963 3. 33 3. 20 4. 27 2. 00 1964 3. 21 3. 07 4. 15 2. 05 1965 2. 93 2. 79 3. 89 2. 14 1966 2. 74 2. 61 3. 62 1. 58 1967 2. 57 2. 45 3. 39 2. 23 1968 2. 48 2. 37 3. 20 2. 13 1969 2. 47 2. 36 3. 15 2. 13 1970 2. 48 2. 39 3. 07 2. 13 1971 2. 27 2. 13 2. 92 2. 16 1972 2. 01 1. 91 2. 63 2. 14 1973 1. 88 1. 78 2. 44 2. 14 1974 1. 84 1. 75 2. 34 2. 05 1975 1. 77 1. 69 2. 28 1. 91 1976 1. 74 1. 65 2. 22 1. 85 1977 1. 79 1. 70 2. 28 1. 80 1978 1. 76 1. 67 2. 27 1. 79 1979 1. 81 1. 72 2. 31 1. 77 1980 1. 84 1. 77 2. 18 1. 95 1. 75 1981 1. 81 1. 75 2. 12 1. 98 1. 74 1982 1. 83 1. 77 2. 11 2. 02 1. 77 1983 1. 80 1. 74 2. 07 1. 94 1. 80 1984 1. 81 1. 75 2. 07 1. 89 1. 81 1985 1. 84 1. 79 2. 11 1. 89 1. 76 1986 1. 84 1. 78 2. 14 1. 84 1. 72 1987 1. 87 1. 80 2. 20 1. 89 1. 69 1988 1. 93 1. 86 2. 30 1. 98 1. 66 1989 2. 01 1. 93 2. 43 1. 95 2. 90 1. 77 1. 57 1990 2. 08 2. 00 2. 48 2. 00 2. 96 1. 85 1. 54 1991 2. 06 1. 99 2. 46 1. 93 2. 96 1. 82 1. 53 1992 2. 05 1. 98 2. 42 1. 89 2. 96 1. 80 1. 50 1993 2. 02 1. 96 2. 35 1. 84 2. 89 1. 79 1. 46 1994 2. 00 1. 96 2. 26 1. 83 2. 84 1. 78 1. 50 1995 1. 98 1. 95 2. 13 1. 80 2. 80 1. 78 1. 42 1996 1. 98 1. 96 2. 09 1. 79 2. 77 1. 78 1. 43 1997 1. 97 1. 96 2. 09 1. 76 2. 68 1. 79 1. 39 1998 2. 00 1. 99 2. 11 1. 73 2. 65 1. 83 1. 38 1999 2. 01 2. 01 2. 08 1. 75 2. 65 1. 84 1. 34 2000 2. 06 2. 05 2. 13 1. 89 2. 73 1. 87 1. 36 2001 2. 03 2. 04 2. 05 1. 79 2. 75 1. 85 1. 33 2002 2. 01 2. 04 1. 99 1. 80 2. 71 1. 84 1. 32 2003 2. 04 2. 08 1. 99 1. 82 2. 74 1. 87 1. 29 2004 2. 05 2. 07 2. 03 1. 83 2. 76 1. 87 1. 29 2005 2. 05 2. 08 2. 06 1. 78 2. 79 1. 87 1. 26 2006 2. 10 2. 13 2. 14 1. 80 2. 86 1. 90 1. 32 2007 2. 12 2. 14 2. 15 1. 85 2. 84 1. 91 1. 34 2008 2. 07 2. 09 2. 10 1. 80 2. 71 1. 87 1. 37 2009 2. 00 2. 02 2. 04 1. 74 2. 53 1. 83 1. 37 2010 1. 93 1. 95 1. 96 1. 69 2. 35 1. 79 1. 39 2011 1. 89 1. 91 1. 92 1. 71 2. 24 1. 77 1. 39 2012 1. 88 1. 89 1. 90 1. 77 2. 19 1. 76 1. 41 2013 1. 86 1. 87 1. 88 1. 68 2. 15 1. 75 1. 43 2014 1. 86 1. 88 1. 87 1. 72 2. 13 1. 76 1. 42 2015 1. 84 1. 86 1. 85 1. 65 2. 12 1. 75 1. 45 2016 1. 82 1. 82 1. 69 2. 09 1. 72 1. 44 2017 1. 77 1. 82 1. 60 2. 01 1. 67 1. 43 (注)白人・黒人等の人種とヒスパニック系か否かの民族は異なる概念であり、白人、黒人、アジア人の中にはヒスパニック系及び非ヒスパニック系を含む(ただし2016年以降は非ヒスパニック系のみ)。 アジア人には太平洋諸島の民族を含む。 79年以前の黒人にはアジア人を含む。 (資料)CDC Centers for Disease Control and Prevention , National Vatal Statistics Report,、U. Department of Commerce, Statistical Abstract of the United States, Historical Stataitics of the US (2004年12月5日収録、2005年11月1日・11月8日更新、2010年11月10日更新、非ヒスパニック系白人の高出生率の理由を追加、2014年12月13日更新、2016年6月11日更新、2017年1月18日更新、2019年2月28日更新).

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若年女性では肺がん罹患率が男性より高い | 海外がん医療情報リファレンス

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北海道・東北• 東海・甲信越• 近畿・北陸• 中国・四国• 九州・沖縄• [10日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は、10日に発表した罹患率・致死率に関する週報で、米国における65歳以下のCOVID? 19(新型コロナウイルス感染症)の死者に占める割合が白人より非白人のほうが高いと報告した。 65歳以下の死者に占める割合はヒスパニック系が34.9%、非白人が29.5%、非ヒスパニック系の白人は13.2%だった。 研究者らは、15州の保健当局の2月12日から4月24日の新型コロナ死者のデータ(1万0647人)を分析。 大半は初期から感染が拡大していたニューヨーク市、ニュージャージー州およびワシントン州だった。 また大半の死者は65歳以上で、心臓疾患や糖尿病などの基礎疾患があったという。

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「One World: Together At Home(世界はひとつ。 家で一緒に)」と名付けられたこのイベントは、新型コロナウイルスと戦う医療従事者らへの支援のためレディー・ガガらが呼びかけたチャリティ・イベントだ。 スティーヴィー・ワンダー、エルトン・ジョン、ポール・マッカートニーら、名だたる大スターが自宅から歌や演奏を披露。 米3大ネットワークがそろって同じ番組を放送するという異例の展開となった。 One World: Together At Homeで歌うレディー・ガガ 多くのスターが医療関係者らの感謝と賛辞を述べる中、ビヨンセが放ったメッセージは黒人の感染率の高さに言及する異色のものだった。 黒人コミュニティでは、新型コロナウイルスの影響が深刻です。 持病がある人はもっとリスクが高いでしょう。 新型コロナウイルスはアメリカ国内でたくさんの黒人の命を奪っています。 かなりの高い確率で。 「One World: Together At Home」で呼びかけるビヨンセ 人口比率より多い 黒人・ヒスパニック系 死者の6割強 表情は穏やかだったが、歌姫ビヨンセがならした警鐘は残念ながら深刻な現実だ。 ニューヨーク市の死者における人種別の割合を見てみると・・・(4月16日発表) 黒人 33. 2%(人口比率29%) ヒスパニック系 28. 2%(人口比率22%) 白人 30. 9%(人口比率32%) アジア 7. 7%(人口比率14%) カッコ内に示した、人口における人種別の比率と比較して見ていただきたい。 黒人とヒスパニック系は人口の51%に及ぶが、 死者に占める割合は61. さらに、「入院患者」における人種別の割合を見てみると、黒人は37%、ヒスパニック系は30. 4%となる。 合計すると、 入院患者の67. 4%に達しやはり人口比より多い(白人は25. 4%)。 ニューヨーク州のクオモ知事は20日、「 医療、食料品店や公共交通機関など、必要不可欠な職業についている人の41%が有色人種」というデータを発表した。 「ステイ・ホーム」の例外として、必要不可欠な社会活動の基盤となる職業につく人が、感染のリスクにさらされている。 黒人やヒスパニック系の多くが必要な労働者として出勤し、その結果感染率が高まっていることを裏付けるデータの一つと言える。 といっても、行く場所はスーパーやドラッグストアしかないのだが、レジの担当の人、店内の客が多くなりすぎないように人数制限をしてくれる人、買い物かごを消毒する人など、おそらく通常時より業務が増えていると想像できる。 どこのセクションでも、担当者は黒人かヒスパニック系が多い。 一方、客は決してそうではなく白人も多い。 さらに、ここのところずっと気になっていることがある。 我が家の近くで、午後7時ごろになると、大きなリュックを背負い自転車を停車させている男性が6~7人集まっている。 テイクアウト限定となっているレストランと、マンションが多い一角なので、外食宅配サービスのデリバリー担当者の「待機場所」になっているようだ。 外食デリバリーサービスの人たち 距離をとらずに待機していた(7日撮影) 2週間ほど前に通りがかったとき、その人たちの自転車は一カ所にかたまってずっと話していた。 スマートフォンで注文が入るまではすることがないのか、おしゃべりをしている。 耳をそばだててみると、その会話はスペイン語だった。 スーパーのレジ待ちでは「6フィート(1. 8メートル)」を遵守するよう言われているにも関わらず、 外食宅配の待機場所では、ソーシャルディスタンスの概念は存在していなかった。 当時はマスク着用義務化の前だったので、マスクをしていない人もいた。 しかし相変わらず黒人やヒスパニック系が多い。 「ステイ・ホーム」を支えるために感染リスクを冒して出勤し仕事をしている人たち。 クオモ知事は有色人種が多いというだけでなく、「3分の1は低所得者層だ」とも発表した。 この「必要不可欠な仕事」に従事する人びとに、クオモ知事は 「危険手当」として「50%のボーナス」を支払うことを連邦政府に提案したと20日発表した。 ただ、支払うのはあくまで国との主張なので支給が実現するかはわからない。 解雇された人の失業手当拡充も必要だし、危険手当など最前線で働く人たちを守る対策も重要となってくるだろう。 ここで、ビヨンセの言葉をもう一度思い出してほしい。 【執筆:FNNニューヨーク支局 中川眞理子】.

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