トーマス ハーンズ。 トーマスハーンズはどんなタイプの選手や戦い方をされるのが苦手だった...

トーマスハーンズはどんなタイプの選手や戦い方をされるのが苦手だった...

トーマス ハーンズ

ざっくり60Kg前後から72Kg前後までのレンジのことだ(各階級の制限体重は団体によっても若干違うし、アマチュアとプロでも違う)。 ライト級を軽量級と考え、その上のクラスである(呼称自体も団体によって異なるが)スーパーライトorJr. そして石の拳と称されたパナマの英雄ロベルト・デュランの4人だ。 シュガー・レイ・レナードは、中量級のモハメド・アリとも言うべきボクサーで、超特急とも呼ばれたほどのスピードと、類稀なるボクシングセンスを持ち、ハンサムな容姿もあって、華麗でスマートな大スターだった。 ウェルター級からスーパーミドル級にわたり、世界チャンピオンを獲得した(初の5階級制覇)。 トーマス・ハーンズ(トミー・ハーンズとも呼ばれる)は中量級としては非常に長身(身長185cm、リーチ198cm)で、だらりと下げた左腕から放たれるムチのようなジャブと、それに続く強打でヒットマンの異名をとった。 レナードとの初戦は優勢に試合を進めながらも14Rで逆転KO負けを喫するが、80年代のベストバウトとも称される名勝負だった。 マービン・ハグラーは他の3人とは違って、ナチュラルボーンのミドル級の選手で、他の階級に変更したことがない。 今で言えばゴロフキンのような選手で、パワーとテクニック、そして堅実ながら勝負どころを抑えたクレバーな試合運びで、いまだに史上最強のミドル級王者と称されることも多いボクサーだ(実は僕は一番彼が好き)。 そして、ハーンズ、デュラン、を倒しながらも、一時は引退していたレナードの復帰戦の相手として戦い、僅差の判定負けでタイトルを失う。 そして、本作の主人公である石の拳(つまりハンズ・オブ・ストーン)ことロベルト・デュラン。 黄金の4人の中で唯一の白人であり、唯一の非米国民(パナマ人)である。 ストリートファイトで相手をぶちのめす殺戮本能を養い、十数人もの世界チャンプを生んだ名伯楽レイ・アーセルのコーチングにより得た戦略力とテクニックを駆使して世界中にその名を轟かせた、史上最強のボクサーの1人だ。 あらすじ:天才ボクサーの栄光と挫折 1903年から米国の支配下にあったパナマ。 長年の怨念は1964年には激しい学生運動を引き起こしていた。 貧困街でストリートファイトで糊口をしのいでいた少年ロベルト・デュランは、米国への激しい嫌悪を抱きつつも、米国のボクシング界で比類ない実績を残してきた名トレーナー、レイ・アーセルの指導を受けることになる。 天性の才能と一流の訓練の賜物で、デュランはほどなく世界ライト級チャンピオンの座を勝ち取るが、その頃米国ではモハメド・アリの後継者と称される華麗なボクサー、シュガー・レイ・レナードが古今東西で最高のボクサーとして台頭していた。 レナードを倒すことを、パナマ国民の米国への怨念を晴らすことと同一視したデュランは、レナードが持つ世界ウェルター級のベルトを狙って挑戦状を叩きつける。 一度は判定勝ちしたデュランだったが、再戦では足を使ったレナードのかく乱戦法に苛立ち、途中で試合を放棄してしまう(ノー・マス事件)。 パナマの英雄として得た名声を不名誉な試合放棄で台無しにしてしまった彼は酒や美食に溺れるが、やがて自らの天命はボクシングにあると悟り、再び世界タイトルに挑むため、トレーニングを再開する。 デュラン役はエドガー・ラミレス。 稀代の天才ボクサー、シュガー・レイ・レナードをアッシャーが演じる エリート育ちの天才とスラム街の天才の激突に絞った潔い作品 無駄にボクシングシーンを描かず、上手なカットワークでスリリングな試合展開を再現するなど、上手な撮影テクニックが目立つ。 脚本もシンプルで、余計な挿話を挟まないところが好感。 デュランのライバルを潔くレナードに絞ったおかげで、本作はよく締まり、力強い作品となっていると言えるだろう。 デュランは黄金の4人の他の3人全てと戦っており、全てに負けてはいるが(レナードとは1勝2敗、ハーンズ、ハグラーにはそれぞれ1戦1敗)、それぞれが色々な意味で歴史に残る名勝負をしている。 本作はそうした試合を割愛していることで、かえってデュランのボクサー人生を象徴的に表現することに成功している。 実際のところ、黄金の4人は4人全員が戦っているが、とりあえず全員に勝ったことがあるのはレナードだけで、そのレナードにーしかも全盛期の彼にー勝っているのはデュランだけである。 また、他の3人と違ってデュランは本来ライト級がベストの選手で、この階級であれば彼は史上最強のボクサーであると言っても過言ではないのだ。 (レナードとハーンズはウェルター級上がり、ハグラーはミドル級から出たことがない) レナードはオリンピックに出場して金メダルを獲得しているエリート。 ボクシングセンスさながらに生き方そのものもスマートそのもの。 対してデュランは貧民街の出身でろくに文字も読めなかったとされる。 そんな雑草のようなボクサーが、エリート中のエリートと言えるボクサーと死闘を演じて、人生を二転三転させていった様は、映画化するに足る、非常にスリリングでエキサイティングな生涯だ。 本作は、まるで『あしたのジョー』を見ているかのような、昭和の香り漂う青春ストーリー。 ボクシングファンなら絶対見るべき、いや、男なら絶対に外せない一本だと言えるだろう。

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1980年代に輝いた黄金の中量級 Part3 ハーンズ恐怖の一撃、帝王ハグラーの勝負根性

トーマス ハーンズ

間違いなく本物でした。 たしかにシュガー・レイ・レナードに負けました。 しかしシュガー・レイは勝利の代償に網膜剥離にされてしまいました。 ラスベガスの恐怖の一撃で有名な、ロベルト・デュラン戦。 あのデュランがハーンズの右強打を浴びて、マットにダイビングするシーンは、あり得ないものを見たという思いがしました。 対マーベラス・マービン・ハグラー戦も凄まじい試合でした。 結局、負けはしましたが、たぶんハグラーでなければ死んでいたんじゃないか、と思うぐらいの強打をぶちこんでいました。 それ以外にベニテスやクエバスと言った史上のグレートたちともグローブを交えています。 あとアイラン・バークレー、デニス・アンドリュース、バージル・ヒル、ファン・ロルダン、ジェームス・シュラーとの試合も忘れられない名勝負でした。 やっぱりパッキャオやメイウェザーは役者が一段劣ります。

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アーロン・プライヤーVSトーマス・ハーンズ戦っていたら、どちら...

トーマス ハーンズ

彼は左ジャブで相手を牽制し、距離を作り、伝家の宝刀右ストレートを 叩き込むのが得意なスタイルです。 そしてウェルター級当時から常に自分の骨格の大きさを利用して安全 な距離を保って闘ってきました。 つまり相手のパンチは届かず、自分のパンチだけが届く距離を作り、 早いテンポで得意のパンチを叩き込むのです。 これは階級に比較して背丈、リーチが大きい選手の特徴であり、過去 にもハーンズのようなファイトスタイルの選手は沢山いました。 フェザー級当時のアルゲリョ、ライト級ぐらいまでのデラホーヤ等など、 骨格とリーチのアドヴァンテージを利用して闘う選手はたくさんいま した。 ハーンズも自分の距離を保ちながらの試合では、無類の強さを発揮 しましたが、圧力をかけられ、距離をつぶされると相手のパンチを被弾 し、もろい面を見せました。 マーヴィン・ハグラー戦がその典型ですが、同じように(クラスは違うけど) マイク・タイソンのように素早いテンポで懐に飛び込み、パワーある パンチを打ちつける相手は最も苦手としたと思います。 あるいはスタミナ豊富で常に休まずガチャガチャと攻めてくる選手も 苦手でしょう。 ハーンズのスタイルは物凄い右ストレートに目が奪われがちですが、 元々、基本に忠実でリズムを大切にする、きれいなボクシングです。 従って自分のリズムや距離を保てれば無類の強さを発揮するでしょう が一旦それを崩されると脆さが暴露されます。 彼自身の顎も強くなかったのでしょうが、リズムが狂うとハチャメチャ になったので、世間では「ハーンズはグラスジョー」という風評が広 まったのではないでしょうか? それとボクシングとは関係ありませんが、彼の声が風貌に似合わない すごくソフトでマイルドだったのにビックリしました。 あの声で凄んでも正直あまり迫力なかったと思います(笑)。 多分、人間的にも裏のない良い人なんでしょう。 皆さんと同じです。 要は、怖がらずに向かってくるタイプです。 ハーンズに敗れたクエバス、ベニテス、デュランはハーンズに恐怖を感じていたと思います。 クエバス、デュランは試合前のにらみ合いで負け、ベニテスは攻め込まれた時に目に恐怖が浮かんでいました。 逆に、レナード、ハグラー、バークレーは恐怖を感じていなかったように思います。 ハグラーは自分に自信を持っていたし、バークレーは何も考えてなかった? レナードは最初の1Rで、自分の潜在能力の方が上と感じ取ったのでしょう。 もし、自分がウエルター級のボクサーだったら、ハーンズとはやりたくない。 ウエルター級にして、身長190cm近く、リーチ200cm近く、それでいてヒットマッスルが異様に発達した黒光りする体は、人間離れしている。 同じリングで上から見下ろされた時点で逃げ出したくなります。 ハーンズが苦手の戦い方は、相手が接近戦を強引に仕掛けてくる、ファイタータイプの戦い方をされると脆さを見せていました。 負けたレナード戦は、途中からレナードがファイタータイプの連打攻撃に切り替えてから不利になっていきましたし、ハグラーやバークレーも最初からハーンズの強打に怯まずにガンガンプレッシャーをかけながら攻撃し続けることで勝利を得ました。 ハーンズの弱点は顎にあることは、レナード戦でのもろい負け方から衆目の事実とはなっていましたが、とはいえいざリングに上がると相手はハーンズのケタ外れの長身とリーチから放たれるスピード抜群の強打に何も出来ないまま敗れていました。 またハーンズはいざとなればアウトボクシングも上手いので、難しい相手には無理をしない戦い方を選択できました。 そのために弱点が露わになることはありませんでしたが、ブルファイターのように猛攻を仕掛けられて接近戦に持ち込まれると、長身が却って腰高になり不利になっていました。 とは言っても、口で言うのは簡単ですが、ウェルター級スタートのチャンピオンとは思えない体格と強打を活かして、ウェルターから見れば約13キロも重いLヘビー級のチャンピオンまでも相手にしなかったハーンズ相手に怯まず接近戦を挑んで、その脆い顎を射抜いたレナードやハグラーやバークレーは猛者としか言いようがありません。

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