艦これ 嫌われ薬 ss。 胸糞・鬱 : なのです速報~艦これSSまとめ~(1)

アイマスSSまとめ:モバP「嫌われた?」

艦これ 嫌われ薬 ss

正也「……。 また…だな…」 山城「こんな…ひどい……!」 トラック泊地提督、中峰正也と彼の秘書艦を勤める艦娘、航空戦艦山城は執務室にいた。 きっかけは正也がうかつにも艦娘たちから嫌われる薬を飲んでしまい、艦娘達から邪険に扱われ困っていた。 そこへなぜか薬が効かなかったらしい艦娘、山城が事情を知って薬が切れるまでの間だけ彼の臨時秘書艦を勤める事になったのだ。 薬を飲んでから次の日の事。 正也は周囲を見渡しながら肩をすくめ、山城は執務室の中を見て驚愕の表情を浮かべていた。 執務室はまるで廃墟のようにボロボロになっており、窓ガラスは割れ、壁や床は黒い焦げ跡がついて、執務机は炭の塊と化していた。 正也「昨日山城に秘書艦を勤めてもらった後、執務室に戻ったら砲撃で破壊されていたんだ。 もっとも、昨日はここまでひどくなかったけどな」 山城「それって、もしかして誰かが執務室に主砲を放ったって事ですか!?」 正也「大方ウチを狙ってやったんだろ。 執務室に戻ろうとしたとき砲弾の着弾音が聞こえたから。 ウチに当たれば良し、当たらなくても嫌がらせはできるってとこだろう」 山城「そんなのんきなこと言ってる場合ですか!? 提督は今狙われてるんですよ!」 正也「いざとなったらウチも逃げるからさ、とりあえずここを片付けちゃおう。 山城、手伝ってくれるか?」 山城「………分かりました」 正也はそういいながら部屋の片付けに取り掛かり、山城も正也の後を追って片づけを始めるのであった。 執務を終えた正也は山城を連れて私室へと戻っていた。 今朝執務室を破壊された事を考えると、自分が同行していたほうが良いという山城の言い分により、正也は山城に護衛されながら私室へと戻ってきた。 幸い廊下で襲われる事もなく二人は私室の前にたどり着く。 しかし… 正也「げげっ…!」 山城「な、何よこれ!?」 私室は滅茶苦茶に荒らされて、家具や窓はあちこちが壊されていた。 畳の床には執務室と同じような砲弾による焦げ跡や穴が開いて、いつも使っている布団はあちこち破かれ中の綿が飛び出し、部屋にあった着替えはビリビリに破かれぼろ布と化していた。 正也「こりゃひどいな…。 布団や着替えもボロボロだ、明日着る物どうしよう?」 山城「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ提督! いくらなんでもこんなのやりすぎよ。 一体誰が…!」 山城が凄い剣幕で叫んでいると、ふと廊下の奥から聞こえてきたくすくすと言う笑い声。 彼女が睨むように声のしたほうを見ると、こちらを嘲るかのように覗く数人の艦娘たちの姿があった。 山城「貴方達、そんなところで何をしているの!?」 山城が叫ぶと、廊下にいた艦娘たちはすぐに曲がり角に入り姿を消した。 逃がすまいと山城も廊下に向かって駆け出そうとしたが、 正也「いい、山城! お前も今日は休んでくれ…」 一人部屋の片づけを始める正也に引き止められた。 足を止めた山城は、憮然とした顔をしながらも、 山城「……。 せめて、片づけを手伝いますよ」 そういいながら、正也のいる私室へと入っていった。 薬を飲んで二日目の事。 山城「…提督、大丈夫かしら?」 朝の鎮守府の廊下。 山城は小さな弁当箱を手に小走りで正也のいる私室へと向かっていた。 昨日、薬の影響で鳳翔さんから食事を出してもらえなかった正也に、山城は朝こっそりと食堂を利用して手作りの弁当を作ってきた。 正也の身の上を心配する気持ちもあったが、同時に自分の作った弁当を唯一の男性である提督に食べてもらうという初めての体験に、山城は密かに心を弾ませていた。 正也「おっ、おはよう山城。 わざわざ来てもらって悪いな」 廊下を曲がった先、奥にある私室の入り口に正也はいた。 山城も正也の無事な姿に、ほっと胸をなでおろした。 山城「おはようです、提督。 そうと決まればすぐにでも正也に食べてもらおうと、彼の元に来て弁当箱を渡そうとしたときだった。 正也「…っ!? 山城、危ねぇっ!!」 山城「へっ……きゃあっ!!」 突然正也に突き飛ばされ山城の体は大きく後ろに下がっていった。 尻餅をつく山城。 と同時に… ズドオオオオオオオオオオオオン!! 突如目の前で起きた爆発。 目を見開く山城。 かろうじて直撃を免れながらも、爆風にあおられ廊下を転げまわる正也。 爆発でこげた廊下を見ながら、山城は一瞬考え何がおきたかを理解した。 山城「今の、砲弾の着弾!? 一体どこから…!?」 正也「いちち……。 おそらく、演習場の方からだ。 演習場のある方角から砲弾が窓に飛び込んできたからな」 山城「…提督、大丈夫ですか!?」 正也「ウチは平気だ、いつも漣や霧島に吹っ飛ばされてきたから慣れてるよ。 山城こそ、怪我はないか?」 山城「私よりご自身の身を心配してください! きっと、これも演習の振りをしてワザと狙ったんですよ。 演習場からここまで撃つなんて、狙ってやらなきゃできませんよ!」 正也「……いや、多分比叡がまた間違えたんだろ。 しょうがない奴だなまったく」 山城「提督、この期に及んでまだ皆の肩を持つのですか!? こんなの軍法会議ものですよ、すぐに私が犯人を突き止め…!」 正也「やめてくれ山城! あくまでこれは薬のせいであいつらに非はないんだ。 これも、ほんの数日の辛抱だ…」 山城「提督、だからといってこのままじゃ………あっ…!」 正也「っ? 山城、どうした……。 あっ…」 急に様子を変えた山城に、正也も山城の視線の先を見てみる。 そこには… 正也「…弁当が……」 二人の視線の先、そこにはひっくり返り中身がこぼれてしまった弁当箱があった。 どうやら、さっき正也が山城を突き飛ばしたときに、弾みで落としてしまったようだ。 山城「……すみません、提督。 せっかく作ってきたお弁当を台無しにしてしまって…」 肩を落としながらも、謝罪の言葉を述べる山城。 そんな彼女を尻目に、正也はひっくり返った弁当の所にいき、 山城「…っ? 提督、何を…!?」 床に落ちていたおかずを拾い、口に入れたのであった。 その様子に、山城もおもわず唖然としてしまった。 正也「おかげで今日も一日頑張れるよ。 また今度、弁当作ってくれ。 ウチも山城の弁当食べたいし、いいかな?」 山城の顔を覗き込みながら尋ねる正也。 そんな彼に山城も、 山城「…もう、しょうがないですね提督は。 こんどはちゃんと渡しますから、残さず食べてくださいね」 笑顔でそう答えたのであった。 薬を飲んで三日目の事。 山城「……提督、遅いわね」 今朝から山城は一人、落書きだらけの執務室を掃除していた。 内容は『バカ』『アホ』『死んじゃえ』など単純なものから、セクハラされたとかろくな指揮もできないなどありもしない事まで書かれていた。 山城は不快感を露にしながらも、いつもここへ来るはずの正也がいつまでたっても来ない事に不安を感じながら、ひたすら落書きを消していたのであった。 時刻はマルハチマルマル。 普段なら、すでに執務机に座って書類に簡潔に目を通している時間だった。 流石に遅すぎる。 そう思い、山城から正也の元へ向かおうとしたときだった。 正也「おはよう山城。 遅くなってすまなんだな…」 ドアが開く音にいつもの正也の声。 山城は正也に顔を向けたとき、 山城「提督、ずいぶん遅かったですけど何かあ………どうしたんですその顔はっ!?」 山城は声を大にして叫んだ。 彼女が叫ぶのも無理はなかった。 正也の姿は服はボロボロになっており、目元頬は腫れて、口元から少し血が流れていたのだ。 驚きの色を隠せない山城に、正也はいつもののんきな口調で話した。 正也「いやさ、部屋からここへ来る途中すっ転んじゃって。 おかげで顔面から派手に顔を打ちつけちゃったんだ」 山城「そんな訳ないじゃないですか!! こんなの、どう見ても誰かに殴られた跡じゃ…!?」 そこまで言ったとき、山城は何かに気付いたのかハッと顔を上げた。 山城「…まさか、誰かに闇討ちされたのですか!? それで、こんな傷だらけに……!!」 正也「いや、本当に転んだだけなんだって、闇討ちなんてないってほんとほんと! それより今日の執務……の前に掃除かなこりゃ」 正也「それどころじゃありませんよ! すぐに医務室に行きましょう!!」 そう言って、山城は正也の手を引き強引に医務室へと連れて行った。 医務室につくと、山城は戸棚においてあった薬品と包帯を使って、正也の傷の手当を行った。 正也はベッドに寝かされ、おとなしく手当てを受けていた。 山城「全く… いくらなんでもこんな無理はやめてください。 こんな時ぐらいは、自分の身を案じてください」 膨れっ面で怒る山城。 そんな彼女を見ながら、正也もばつが悪そうに謝った。 正也「そ、それについてはすまんかった、ほんと…。 でも、こうして山城に看てもらえるんなら、たまにはこういうのも悪くはないかな…」 山城「…っ!? バ、バカなこと言ってないで早く休みなさい!! 提督が早く良くならなきゃ、執務にも影響が出るでしょ!!」 正也「あだぁっ!!」 顔を真っ赤にした山城に脳天チョップされ、ベッドに倒れこむ正也。 痛む額をさすりながら、正也は「ごめんごめん…」と謝り、ベッドに横になると小さく寝息を立てた。 まるで子供のように寝息を立てて眠る正也を見て、山城は内心感じていた。 (やっぱり、表には出さないものの、提督は明らかに無理している…。 このままじゃ、いずれ提督は壊れてしまうわ…!) 山城は知っていた。 目の前の提督、中峰正也がどんな男かを。 彼は仲間と認めた相手は絶対見捨てない。 現に、彼女も自分の姉が見つからなかったとき自棄をおこし、勝手な単独行動をしたときも、彼は自ら探しに来てくれた。 バシー島で、沖ノ島で敵艦隊に狙われピンチだったときも、正也は自ら身を挺して自分を守り、深海棲艦と戦ってくれた。 だから知っていた。 この男は仲間のためなら自分の身の危険は二の次にしてしまうことを。 信頼している仲間から嫌われ、虐げられても彼はこうして何事もないかのように明るく振舞っている。 それがどれだけ辛い事かも、山城はわかっていた。 だから彼女は自分が臨時秘書艦という形で正也を見守ろうと決意した。 彼が、自分で自分を殺してしまわないように…… 山城「提督。 お願いですから、今だけはもっと私を頼ってください…」 正也の顔を覗き込み、涙を流し懇願する山城。 そして提督が薬を飲んだ4日目の事。 『それ』は起こった。

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アイマスSSまとめ:モバP「嫌われた?」

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提督「鈴谷、平成26年度の調達予定品の書類なんだが」 鈴谷「・・・・・・」 提督「個人装備の89式小銃、実はこれ折曲銃床式なんだ。 追記しておいてくれ」 鈴谷「はぁ? 自分で気づいたんだから、自分で直せば良いじゃん?」 提督「おいおい、この書類を作成したのお前だろ?」 鈴谷「うっざ! やれば良いんでしょ? やれば!」パシ 提督「・・・・・・」 鈴谷「なんでこんなクズの指揮下にいるんだろ・・・はぁ」 提督「あと、研究・評価用弾薬等購入の欄にHK-416用フランジブル弾も追加しておいてくれ」 鈴谷「鈴谷は今さっきの書類の直しをしているの。 ったく、お前が秘書艦なら持ってきてくれても良いのに・・・」 鈴谷「なんで鈴谷がそんなことしなくちゃいけないわけ? 自分の昼食なんだから、自分で持ってくれば?」 提督「はいはい、お前も食ってこい」 鈴谷「きっも・・・マジで死ねば良いのに・・・」スタスタ 鈴谷「 ・・・今日もダメだった 」 提督「さて、今日の日替わり定食は・・・お! 肉じゃがか!」 間宮「お疲れ様です、日替わり定食になさいますか?」 提督「ええ、頼みます」 龍鳳「今日は私も手伝っているんです!」 提督「お、そうなのか! いやぁ~、楽しみだなぁ!」 龍鳳「ふふ・・・」ニコ 鈴谷「・・・・・・」イライラ 鈴谷「 あんなにニヤニヤして・・・鈴谷だって、提督がびっくりするくらい美味しいカレー作れるんだから! 」 金剛「Hey, 提督ぅー! 一緒に食べまショウ!」 榛名「提督、席をご一緒してもよろしいでしょうか?」 提督「ああ、良いぞ」 金剛「今日は人生で初めてのNattoに挑戦しマース!」 提督「え? お前イギリス生まれだからそれは・・・」 榛名「金剛姉様、無理をなさらずに・・・」 金剛「大丈夫デース! イタダキマース!」パク 金剛「・・・・・・」モグモグ 金剛「」 提督「おい、金剛・・・?」 榛名「金剛姉様・・・?」 金剛「Th... This isn't how I wanted things to go...! こ、こんなはずでは・・・! 」プルプル 榛名「金剛姉様、大丈夫ですか?」 金剛「も、もちろんデース!」プルプル 提督「Be strait with me. We take this at your pace. 正直に言ってくれ。 無理をするな 」 金剛「・・・提督ぅー、そのニクジャガ、美味しそうデースネー」チラ 提督「はぁ・・・ほら、俺のはまだ手つけていないから、それをこっちに寄越せ」 金剛「提督ぅーっ! I love you! 」ギュ 提督「おい、食事中だ。 あと納豆臭い」 榛名「良いなぁ・・・」 鈴谷「・・・・・・」 金剛「提督ぅー、一緒にお昼寝するネ!」ギュ 提督「おいおい、まだ午後の2時だぞ?」 榛名「提督、少しくらい休みましょう?」ギュ 提督「榛名まで・・・」 鈴谷「」イライラ 鈴谷「ちょっと提督。 まだ仕事終わっていないでしょ」 提督「いや、俺の分は一区切りついたよ。 あとはここ1週間の出撃の際の作戦書の作成だけだ」 鈴谷「今やれば良いじゃん。 つーか、鈴谷がまだ終わっていないのに自分は呑気に仮眠とるんだ。 へぇ~!」 鈴谷「なら、鈴谷の分も手伝ってくれても良いじゃん! なんでこんな面倒くさいことばっかり鈴谷にやらせるの!? パワハラ!?」 提督「と言っても、すぐ終わりそうだろ。 すまんな、俺もちょっと最近疲れが溜まっていてな・・・ちょっと寝るよ」 金剛「ワタシが子守唄歌ってあげマース!」 榛名「じゃあ榛名は傍で提督が眠るまで見守っています」 提督「冗談だろ? ハハハ」 鈴谷「・・・・・・」 鈴谷「熊野ーっ! 金剛さんと榛名さんがぁ!」 熊野「はいはい、今度はどうしたんですか?」 鈴谷「あの2人が提督にベッタリし過ぎなの! 提督もニヤニヤして!」 熊野「仲が良いのは良いことではありませんか」 鈴谷「あのやり取りを見ていると、凄く嫌な気持ちになっちゃうの!」 熊野「では、自分でどうにかして下さい」 鈴谷「それができないから、相談しているの!」 熊野「そんなにいつもイライラしていては、戦闘の際に命取りになりますわよ?」 熊野「 はぁ・・・事態が悪化して、取り返しのつかないことにならなければ良いのですが・・・ 」 夕立「提督さーん! 一緒に遊ぶっぽい!」ワフワフ 提督「ダメだ。 今日も外の雪掻きだ」 時雨「ほら、夕立。 僕達も一緒に提督を手伝おう?」 夕立「むぅー・・・じゃあ雪合戦で良いっぽい」 提督「もっと散らかしてどうする・・・まったく」ナデナデ 夕立「むふー」ワフワフ 鈴谷「」イライラ 時雨「じゃあ、行こうか」 鈴谷「いい加減にして! なに仕事サボろうとしt」 ウーーーーーーー!! 提督「警報!? 今日は深海棲艦の動きはみられないはずだぞ!?」 時雨「こういう時もあるさ。 夕立、出撃準備するよ!」 夕立「うん!」 提督「仕方がない、鈴谷! こんな悪天候の中悪いが、旗艦を頼む!」 鈴谷「はいはい、わかったよ」 提督「鈴谷! そんなふざけた態度をとらないでくれ! 今日の海の状態は非常に危険なんだ!」 鈴谷「そんな危険な状態の海に鈴谷を出撃させるのは提督でしょ! 自分は何もしないくせに!」 提督「・・・!」 鈴谷「良いよね、提督は。 自分は安全な鎮守府にいて、ただ指示すれば良いだけなんだから」 鈴谷「何かあればすぐ命令だ、って言うんでしょ? 本当、あんたが戦ってそのまま死ねば良いのに」 時雨「な、なにもそこまで言わなくても・・・!」 夕立「とにかく急ぐっぽい! 提督さん、他の艦娘の構成は?」 提督「金剛と榛名、熊野をつけよう。 考え事は良くないですよ?」 鈴谷「・・・・・・」 夕立「・・・ふんっ」 時雨「・・・・・・」 金剛「ちょっと海が荒れているデース・・・この戦闘、早く終わらせた方が良いデース」 榛名「・・・! 敵艦発見! 主砲、砲撃開始!!」ズガァァン!! 鈴谷「く・・・!」ズガァァン!! 時雨「何とか勝った・・・みんな! 無事かい!?」 夕立「夕立は大丈夫っぽい!」 金剛「ふぅー・・・ちょっと危なかったデース」 榛名「はい、榛名は大丈夫です・・・」 熊野「鈴谷さんがいませんわ!」 時雨「え!?」 熊野「鈴谷さんがいませんの! 視界不良なので、戦闘に集中していて・・・」 夕立「そんな・・・こんなに暗いと見えないっぽい!」 榛名「おまけに海も大分荒れています」 金剛「もう燃料もないネ・・・」 時雨「・・・一旦帰投するしかないようだね」 熊野「そんな!? 鈴谷さんを置いてはいけませんわ!」 夕立「そうは言っても、まだ他の深海棲艦もうろついているかもしれないよ?」 榛名「そう遠くには行っていないはずですが・・・このまま捜索をするのは危険です」 金剛「ワタシ達も無傷ではないデス。 捜索を開始したかったのですが、総員の状態、天候、視界不良を考えて一時撤退をしました・・・」 提督「鈴谷を見失ったのはどこだ?」 熊野「今回戦闘を開始した海域から、そう遠くへは行っていないと思います」 提督「・・・出撃した艦娘のうち、誰がまだ動けるんだ?」 熊野「はい? 私と夕立さん、榛名さんが小破ですが・・・」 提督「すまん、熊野。 俺を先程行った海域まで誘導と援護してくれないか?」 熊野「提督? まさかこの悪天候で捜索をするのですか?」 提督「当たり前だ! 哨戒艇を1隻用意する。 鈴谷の入渠が終わったら、傍にいてやれ」 提督「とりあえず、鈴谷には明日から事務の方はやってもらおう。 今日はゆっくり休むよう、伝えておいてくれ」 熊野「はい・・・」 熊野「鈴谷さん・・・!」ダキ 鈴谷「熊野・・・」 熊野「本当に心配しましたわ! 無事で良かった・・・!」 鈴谷「あはは・・・ちょっと迷子になっちゃった」 熊野「今日はゆっくり休むよう、提督からご伝言を頂きましたわ」 鈴谷「・・・うん」 熊野「明日は鈴谷さんからも提督にお礼を言って下さいね?」 鈴谷「・・・・・・」 提督「鈴谷、体調は大丈夫か?」 鈴谷「・・・・・・」 提督「やはりあの悪天候をもう少し考慮するべきだった・・・俺のミスだ、本当にすまん」 鈴谷「 ・・・言わなきゃ 」 提督「今日からまた秘書の仕事を頼んで、すまんな」 鈴谷「・・・・・・」 鈴谷「鈴谷を助けて、恩に着せたつもり?」 提督「え・・・?」 鈴谷「これは戦争なんでしょ? なんであんな悪天候の中、捜索なんかしたの?」 鈴谷「深海棲艦の被害に逢うかもしれないんだよ? 他の仲間も危険な目に逢わせる気?」 提督「お、俺はそんなつもりで・・・!」 鈴谷「鈴谷、お礼なんて言わないから」 提督「・・・・・・」 鈴谷「 また言ってしまった・・・ 」 熊野「いい加減にして下さい!」バン 鈴谷「・・・・・・」 熊野「何を考えているのですか!? 自分を助けてくれた人に向かって!」 鈴谷「・・・・・・」 熊野「はぁ・・・馬鹿馬鹿しい。 もう知りませんわ、どうぞご勝手に」 鈴谷「・・・ゴメン」 鈴谷「 どうしてあんな酷いことを・・・鈴谷、病気なのかな・・・? 」 鈴谷「 もうヤダ・・・今度こそ提督に嫌われた・・・ 」 鈴谷「・・・?」 鈴谷「 執務室から話声がする・・・ 」コソ 時雨「あの後、鈴谷さんとはどうなんだい?」 提督「・・・・・・」 時雨「その様子だと、上手くいっていないようだね」 夕立「上手くいっていないどころか、もっと酷いこと言われたんじゃない?」 提督「・・・・・・」 夕立「・・・うわぁ」 時雨「ちょっと許せないなぁ・・・提督をこんなにして・・・」 提督「そう鈴谷を責めるな・・・俺が悪いんだ・・・」 時雨「・・・まだ秘書艦を変更するつもりはないの?」 提督「ああ・・・俺は鈴谷を信頼している。 あいつは俺のことを心底嫌っているがな」 時雨「・・・・・・」 夕立「夕立達じゃ、ダメっぽい?」 提督「え・・・?」 夕立「ん・・・」チュ 提督「んん!?」 時雨「あ! ズルいじゃないか! 僕も・・・」チュ 提督「んん!!」 時雨「ん・・・はぁ・・・これが僕達の気持ちだよ」 夕立「夕立達は本気で提督さんのことが好きっぽい・・・」 提督「夕立・・・時雨・・・」 時雨「・・・僕達をもっと頼ってほしいな」 夕立「お仕事いっぱい頑張るっぽい」 提督「・・・ありがとう、でももう少し考えさせてくれ」 時雨「・・・わかった」チラ 夕立「・・・・・・」チラ 鈴谷「・・・!」 時雨「」ニヤ 夕立「」ニヤ 鈴谷「っ!」ダッ 提督「? どうしたんだ?」 夕立「何でもないっぽい・・・」 時雨「・・・・・・」 鈴谷「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 」 鈴谷「 提督・・・鈴谷の提督・・・鈴谷を助けてくれた提督・・・ 」 鈴谷「 鈴谷を秘書艦にしてくれた提督・・・鈴谷を信頼してくれた提督・・・ 」 鈴谷「・・・・・・」 提督「はは・・・まさか、夕立達があんなに思っていてくれたなんて・・・」 鈴谷「・・・・・・」ガチャ 提督「おぅ、鈴谷。 戻ってきたか」 提督「今日の業務は終了して良いぞ。 」 龍鳳「」チラ 龍鳳「」ヒソヒソ 鈴谷「・・・・・・」 金剛「おぉ~と! 手が滑ったデース!」ツル 鈴谷「」バシャ 金剛「Oh, 鈴谷! こんなところにいたんデスか! そんなところに座っていると、邪魔デース!」ニヤニヤ 榛名「まぁまぁ・・・ほら、鈴谷さんも、金剛姉様もワザとやったのではないんですから、ね?」クスクス 鈴谷「・・・・・・」 金剛「・・・なんデスか、その目は? シッ!」ドカ 鈴谷「うぐっ・・・!」 榛名「少し、お仕置きが必要なみたいですね・・・」ガッ 鈴谷「うぅ・・・」 扶桑「まぁまぁ、その辺で・・・」 扶桑「皆さんも見ていますし、ね・・・?」 山城「・・・・・・」 金剛「・・・チッ、行きマショウ、榛名」スタスタ 榛名「・・・・・・」スタスタ 鈴谷「・・・・・・」 山城「・・・勘違いなさらないでね? 私達は別に貴女を助けようと思っているわけではないわ。 落ち着きを取り戻したときには 既に遅かった。 時雨と夕立の制止を振り切り、鈴谷への対応を改めさせることに成功する提督。 歪んだ愛情表現でも、 自分を愛してくれた鈴谷を受け止めた提督。 「一緒に幸せになろうな、鈴谷」 「うん・・・愛しています、提督」 [NOMAL END ~海を見つめる鈴谷~] 鈴谷を止めるために動いた時雨と夕立ではあったが、鈴谷が隠し持っていたのは拳銃だった。 発狂した鈴谷には、 躊躇などなく、本気で2人を殺そうとする。 絶体絶命の白露型の2人を庇った提督であったが、人間と艦娘は違う。 大量の出血をしながらも、最期まで鈴谷を責めることなく、こと切れた。 この騒動の後、鈴谷は処罰として解体が 決まった。 しかし、隙をついて脱走、鈴谷が向かったのは、波止場であった。 vip2ch. メタ情報•

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ヤンこれ、まとめました

艦これ 嫌われ薬 ss

正也「……。 また…だな…」 山城「こんな…ひどい……!」 トラック泊地提督、中峰正也と彼の秘書艦を勤める艦娘、航空戦艦山城は執務室にいた。 きっかけは正也がうかつにも艦娘たちから嫌われる薬を飲んでしまい、艦娘達から邪険に扱われ困っていた。 そこへなぜか薬が効かなかったらしい艦娘、山城が事情を知って薬が切れるまでの間だけ彼の臨時秘書艦を勤める事になったのだ。 薬を飲んでから次の日の事。 正也は周囲を見渡しながら肩をすくめ、山城は執務室の中を見て驚愕の表情を浮かべていた。 執務室はまるで廃墟のようにボロボロになっており、窓ガラスは割れ、壁や床は黒い焦げ跡がついて、執務机は炭の塊と化していた。 正也「昨日山城に秘書艦を勤めてもらった後、執務室に戻ったら砲撃で破壊されていたんだ。 もっとも、昨日はここまでひどくなかったけどな」 山城「それって、もしかして誰かが執務室に主砲を放ったって事ですか!?」 正也「大方ウチを狙ってやったんだろ。 執務室に戻ろうとしたとき砲弾の着弾音が聞こえたから。 ウチに当たれば良し、当たらなくても嫌がらせはできるってとこだろう」 山城「そんなのんきなこと言ってる場合ですか!? 提督は今狙われてるんですよ!」 正也「いざとなったらウチも逃げるからさ、とりあえずここを片付けちゃおう。 山城、手伝ってくれるか?」 山城「………分かりました」 正也はそういいながら部屋の片付けに取り掛かり、山城も正也の後を追って片づけを始めるのであった。 執務を終えた正也は山城を連れて私室へと戻っていた。 今朝執務室を破壊された事を考えると、自分が同行していたほうが良いという山城の言い分により、正也は山城に護衛されながら私室へと戻ってきた。 幸い廊下で襲われる事もなく二人は私室の前にたどり着く。 しかし… 正也「げげっ…!」 山城「な、何よこれ!?」 私室は滅茶苦茶に荒らされて、家具や窓はあちこちが壊されていた。 畳の床には執務室と同じような砲弾による焦げ跡や穴が開いて、いつも使っている布団はあちこち破かれ中の綿が飛び出し、部屋にあった着替えはビリビリに破かれぼろ布と化していた。 正也「こりゃひどいな…。 布団や着替えもボロボロだ、明日着る物どうしよう?」 山城「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ提督! いくらなんでもこんなのやりすぎよ。 一体誰が…!」 山城が凄い剣幕で叫んでいると、ふと廊下の奥から聞こえてきたくすくすと言う笑い声。 彼女が睨むように声のしたほうを見ると、こちらを嘲るかのように覗く数人の艦娘たちの姿があった。 山城「貴方達、そんなところで何をしているの!?」 山城が叫ぶと、廊下にいた艦娘たちはすぐに曲がり角に入り姿を消した。 逃がすまいと山城も廊下に向かって駆け出そうとしたが、 正也「いい、山城! お前も今日は休んでくれ…」 一人部屋の片づけを始める正也に引き止められた。 足を止めた山城は、憮然とした顔をしながらも、 山城「……。 せめて、片づけを手伝いますよ」 そういいながら、正也のいる私室へと入っていった。 薬を飲んで二日目の事。 山城「…提督、大丈夫かしら?」 朝の鎮守府の廊下。 山城は小さな弁当箱を手に小走りで正也のいる私室へと向かっていた。 昨日、薬の影響で鳳翔さんから食事を出してもらえなかった正也に、山城は朝こっそりと食堂を利用して手作りの弁当を作ってきた。 正也の身の上を心配する気持ちもあったが、同時に自分の作った弁当を唯一の男性である提督に食べてもらうという初めての体験に、山城は密かに心を弾ませていた。 正也「おっ、おはよう山城。 わざわざ来てもらって悪いな」 廊下を曲がった先、奥にある私室の入り口に正也はいた。 山城も正也の無事な姿に、ほっと胸をなでおろした。 山城「おはようです、提督。 そうと決まればすぐにでも正也に食べてもらおうと、彼の元に来て弁当箱を渡そうとしたときだった。 正也「…っ!? 山城、危ねぇっ!!」 山城「へっ……きゃあっ!!」 突然正也に突き飛ばされ山城の体は大きく後ろに下がっていった。 尻餅をつく山城。 と同時に… ズドオオオオオオオオオオオオン!! 突如目の前で起きた爆発。 目を見開く山城。 かろうじて直撃を免れながらも、爆風にあおられ廊下を転げまわる正也。 爆発でこげた廊下を見ながら、山城は一瞬考え何がおきたかを理解した。 山城「今の、砲弾の着弾!? 一体どこから…!?」 正也「いちち……。 おそらく、演習場の方からだ。 演習場のある方角から砲弾が窓に飛び込んできたからな」 山城「…提督、大丈夫ですか!?」 正也「ウチは平気だ、いつも漣や霧島に吹っ飛ばされてきたから慣れてるよ。 山城こそ、怪我はないか?」 山城「私よりご自身の身を心配してください! きっと、これも演習の振りをしてワザと狙ったんですよ。 演習場からここまで撃つなんて、狙ってやらなきゃできませんよ!」 正也「……いや、多分比叡がまた間違えたんだろ。 しょうがない奴だなまったく」 山城「提督、この期に及んでまだ皆の肩を持つのですか!? こんなの軍法会議ものですよ、すぐに私が犯人を突き止め…!」 正也「やめてくれ山城! あくまでこれは薬のせいであいつらに非はないんだ。 これも、ほんの数日の辛抱だ…」 山城「提督、だからといってこのままじゃ………あっ…!」 正也「っ? 山城、どうした……。 あっ…」 急に様子を変えた山城に、正也も山城の視線の先を見てみる。 そこには… 正也「…弁当が……」 二人の視線の先、そこにはひっくり返り中身がこぼれてしまった弁当箱があった。 どうやら、さっき正也が山城を突き飛ばしたときに、弾みで落としてしまったようだ。 山城「……すみません、提督。 せっかく作ってきたお弁当を台無しにしてしまって…」 肩を落としながらも、謝罪の言葉を述べる山城。 そんな彼女を尻目に、正也はひっくり返った弁当の所にいき、 山城「…っ? 提督、何を…!?」 床に落ちていたおかずを拾い、口に入れたのであった。 その様子に、山城もおもわず唖然としてしまった。 正也「おかげで今日も一日頑張れるよ。 また今度、弁当作ってくれ。 ウチも山城の弁当食べたいし、いいかな?」 山城の顔を覗き込みながら尋ねる正也。 そんな彼に山城も、 山城「…もう、しょうがないですね提督は。 こんどはちゃんと渡しますから、残さず食べてくださいね」 笑顔でそう答えたのであった。 薬を飲んで三日目の事。 山城「……提督、遅いわね」 今朝から山城は一人、落書きだらけの執務室を掃除していた。 内容は『バカ』『アホ』『死んじゃえ』など単純なものから、セクハラされたとかろくな指揮もできないなどありもしない事まで書かれていた。 山城は不快感を露にしながらも、いつもここへ来るはずの正也がいつまでたっても来ない事に不安を感じながら、ひたすら落書きを消していたのであった。 時刻はマルハチマルマル。 普段なら、すでに執務机に座って書類に簡潔に目を通している時間だった。 流石に遅すぎる。 そう思い、山城から正也の元へ向かおうとしたときだった。 正也「おはよう山城。 遅くなってすまなんだな…」 ドアが開く音にいつもの正也の声。 山城は正也に顔を向けたとき、 山城「提督、ずいぶん遅かったですけど何かあ………どうしたんですその顔はっ!?」 山城は声を大にして叫んだ。 彼女が叫ぶのも無理はなかった。 正也の姿は服はボロボロになっており、目元頬は腫れて、口元から少し血が流れていたのだ。 驚きの色を隠せない山城に、正也はいつもののんきな口調で話した。 正也「いやさ、部屋からここへ来る途中すっ転んじゃって。 おかげで顔面から派手に顔を打ちつけちゃったんだ」 山城「そんな訳ないじゃないですか!! こんなの、どう見ても誰かに殴られた跡じゃ…!?」 そこまで言ったとき、山城は何かに気付いたのかハッと顔を上げた。 山城「…まさか、誰かに闇討ちされたのですか!? それで、こんな傷だらけに……!!」 正也「いや、本当に転んだだけなんだって、闇討ちなんてないってほんとほんと! それより今日の執務……の前に掃除かなこりゃ」 正也「それどころじゃありませんよ! すぐに医務室に行きましょう!!」 そう言って、山城は正也の手を引き強引に医務室へと連れて行った。 医務室につくと、山城は戸棚においてあった薬品と包帯を使って、正也の傷の手当を行った。 正也はベッドに寝かされ、おとなしく手当てを受けていた。 山城「全く… いくらなんでもこんな無理はやめてください。 こんな時ぐらいは、自分の身を案じてください」 膨れっ面で怒る山城。 そんな彼女を見ながら、正也もばつが悪そうに謝った。 正也「そ、それについてはすまんかった、ほんと…。 でも、こうして山城に看てもらえるんなら、たまにはこういうのも悪くはないかな…」 山城「…っ!? バ、バカなこと言ってないで早く休みなさい!! 提督が早く良くならなきゃ、執務にも影響が出るでしょ!!」 正也「あだぁっ!!」 顔を真っ赤にした山城に脳天チョップされ、ベッドに倒れこむ正也。 痛む額をさすりながら、正也は「ごめんごめん…」と謝り、ベッドに横になると小さく寝息を立てた。 まるで子供のように寝息を立てて眠る正也を見て、山城は内心感じていた。 (やっぱり、表には出さないものの、提督は明らかに無理している…。 このままじゃ、いずれ提督は壊れてしまうわ…!) 山城は知っていた。 目の前の提督、中峰正也がどんな男かを。 彼は仲間と認めた相手は絶対見捨てない。 現に、彼女も自分の姉が見つからなかったとき自棄をおこし、勝手な単独行動をしたときも、彼は自ら探しに来てくれた。 バシー島で、沖ノ島で敵艦隊に狙われピンチだったときも、正也は自ら身を挺して自分を守り、深海棲艦と戦ってくれた。 だから知っていた。 この男は仲間のためなら自分の身の危険は二の次にしてしまうことを。 信頼している仲間から嫌われ、虐げられても彼はこうして何事もないかのように明るく振舞っている。 それがどれだけ辛い事かも、山城はわかっていた。 だから彼女は自分が臨時秘書艦という形で正也を見守ろうと決意した。 彼が、自分で自分を殺してしまわないように…… 山城「提督。 お願いですから、今だけはもっと私を頼ってください…」 正也の顔を覗き込み、涙を流し懇願する山城。 そして提督が薬を飲んだ4日目の事。 『それ』は起こった。

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