舞姫 作者。 森鴎外の舞姫は実話?恋人エリスはモデルがいてその後は子どもを産んでいた

『舞姫論再批判』

舞姫 作者

『舞姫』の語り手にして主人公太田豊太郎の思想と行動には、明治時代初期という時代の特色が濃く出ているので、そのことについて説明せよというのがその宿題の求めていることでしょう。 豊太郎は、母親や上司の期待に応えることだけを考えているような生き方をしてきましたが、やがてそうした生き方に飽きたらぬものを感じ、(今風の言い方で言ったら)自分らしい生き方、個性を生かした生き方に方向を転換しようとします(そうした新しい生き方に進んで行なったことのなかの一つがエリスとの恋愛です。 この「なかの一つが」(むろんたいへん大きなものではありますが)というところが大切なのですが、そのことを忘れて、『舞姫』というと、イコール、エリスとの恋の話、と捉えてしまう人が多いようです。 しかし、それは誤りで、作品の主題を誤解してしまっています)が、挫折して、元に戻る、というのがこの小説のストーリーです。 この豊太郎の元から持っていた考え方や行動の仕方、結局は挫折する新しい考え方や行動の仕方、いずれも、豊太郎個人のものでありつつも、かつその時代ならではの特色を色濃く映しているものでもあるわけです。 『舞姫』のような定番の教材なら、すでに知恵袋でも何度も取り上げられ論じられてきたはずです。 いま「舞姫 時代背景」で検索したら、こういう質問・回答が出てきました。 あとの説明はそちらの回答者氏にお任せすることにしましょう。 『舞姫』(まいひめ)は、森鴎外の短編小説。 1890年(明治23年)、『国民之友』に発表。 森鴎外が1884年から4年間ドイツへ医学を学ぶために留学した時の体験を下敷きにして執筆された。 主人公の手記の形をとり、その体験を綴る。 高雅な文体と浪漫的な内容で初期の代表作。 本作と他二作は独逸三部作(浪漫三部作)。 この作品を巡り石橋忍月との間で論争(舞姫論争)が起こった。 なお、主人公には作者森鴎外といくつかの類似点がある。 〔あらすじ〕 19世紀末、ドイツ留学中の官吏、太田豊太郎は下宿に帰る途中、クロステル通りの教会[2]の前で涙に暮れる美少女エリスと出会い、心を奪われる。 父の葬儀代を工面してやり、以後清純な交際を続けるが、仲間の讒言によって豊太郎は免職される。 その後豊太郎はエリスと同棲し、生活費を工面するため、新聞社のドイツ駐在通信員という職を得た。 エリスはやがて豊太郎の子を身篭る。 友人である相沢謙吉の紹介で大臣のロシア訪問に随行し、信頼を得ることができた。 復職のめども立ち、また相沢の忠告もあり、豊太郎は日本へ帰国することを約する。 しかし、豊太郎の帰国を心配するエリスに、彼は真実を告げられず、その心労で人事不省に陥る。 その間に、相沢から事態を知らされたエリスは、衝撃の余り発狂し、パラノイアと診断された。 治癒の望みが無いと告げられたエリスに後ろ髪を引かれつつ、豊太郎は日本に帰国する。 「相沢謙吉が如き良友は、世にまた得がたかるべし。 されど我が脳裡に一点の彼を憎む心、今日までも残れりけり。 」 ……豊太郎の心からの呟きであった。 〔舞姫論争〕 1890年、石橋忍月と森鴎外との間に起こった文学論争。 忍月は筆名「気取半之丞」で「舞姫」を書き、主人公太田が意志薄弱であることなどを指摘し批判。 これに対し鴎外は相沢を筆名に使い、「気取半之丞に与ふる書」で応戦。 その後も論争が行われたが、忍月が筆を絶って収束。 最初の本格的な近代文学論争だと言われる。 だと思いますよ。 ちなみにウィキペディアから抜き取りました。

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森鴎外の舞姫は実話?恋人エリスはモデルがいてその後は子どもを産んでいた

舞姫 作者

下記クリックで好きな項目に移動• 森鴎外の舞姫あらすじとわかりやすい解説評価!豊太郎の心情と生き方の解釈 舞姫のあらすじをわかりやすく ではあらすじを。 太田豊太郎は法学部。 東大主席 主人公太田豊太郎は法学部出身の秀才です。 幼い頃からしつけの厳しい家に育ち、父を早く失いました。 しかし賢い母の配慮によって学問に励み、東大法科の常に主席を占め、19歳で卒業しました。 豊太郎はドイツ、ベルリンに留学 政府から選ばれてドイツに留学・自由なヨーロッパの空気に触れて近代的自我に目覚めます。 目に見えるもの、耳に聞こえるもの、 1つとして新しくないものはなく、筆に任せて書き記した紀行文などは日本の新聞にも発表され、世の中でもてはやされもしました。 ベルリンで快い生活を送る豊太郎は、政府や役所の意図したような機械的な人間になることに抵抗し、自由な独立心を持つようになります。 豊太郎はエリスに出会う その頃、不幸な踊り子エリスに出会います。 豊太郎がクロステルの古寺の前を通りかかると16歳から17歳の少女がお寺の門の扉にすがってすすり泣いているのを見かけました。 豊太郎は憐憫の情に駆られてその訳を少女に尋ねると、少女の名はエリスといいました。 貧しさゆえに父の葬式も出すこともできないとのことです。 これを聞いて豊太郎はその日、3マルクの銀貨と時計を与えました。 それがきっかけになって2人は恋仲になりました。 読書生活から恋愛生活に。 国際恋愛の大変さ ショーペンハウエルを右にし、シラーを左にして終日机に向かっていた読書の窓に、エリスは1輪の花を咲かせたのです。 しかし当時国際恋愛・国際結婚はとんでもないものだと見なされていました。 そして豊太郎は優秀なので、ある同僚から妬みを買っていました。 そしてその同僚が、豊田郎の恋愛事情を公使館にばらしてしまいます。 クビになる豊太郎。 そして豊田郎は公務員をクビになり、ドイツ留学の身分を剥奪されます(生活費が支給されない)。 困った豊太郎でしたが親友である相沢謙吉の計らいでなんとか生活の糧を得ることになります。 天方伯爵に助けを求める豊太郎と相沢 豊太郎と相沢が頼ったのは海外視察を行っていた天方という伯爵。 天方伯爵は豊太郎にたいして、エリスを諦めて学問に集中して立身出世のコースに戻るようにと取り計らいます。 エリスの妊娠 しかしエリスは妊娠して子供が産まれそうになります。 豊太郎の愛を信じている可憐な女性を容易に捨て去れるのか? 豊太郎にとっては非常に難しいです。 しかしここで名誉回復の道を図らなければ豊太郎の将来は閉ざされてしまいます。 エリスを捨てる豊太郎 豊太郎は迷いましたが結局エリスを捨てる道を選びました。 裏切られたエリスは発狂。 用意しておいたオムツを見て泣くだけの女性になってしまいました。 豊太郎はエリスの生きる屍を残して日本に帰る船に乗ります。 舞姫の最後ラストシーンの名言 こちらがラストシーンのセリフです。 「ああ、相沢謙吉がごとき良友は世にまた得がたかるべし。 されどわが脳裡に一点の彼を憎むこころは今日までも残れりけり」 舞姫の評価。 面白いかつまらないか この作品は明治時代の新しい文学の歴史的な転換点となります。 二葉亭四迷の『浮雲』と並んで 「近代日本文学における目覚めた自我の新しい人間類型を打ち出した」と評価されています。 明治初期までは「戯作(げさく)」という、芝居じみた文学作品ばかりでしたが、ベルリンと言う舞台のエキゾチックな雰囲気と、典雅な文体が当時の若い読者を魅了しました。 結末での豊太郎の心情を解釈する ラストの1区外ミスしているものは主人公太田豊太郎を通して作者である森鴎外が出世の機会を与えてくれた友人に感謝しながらも、 自分の自由な生き方を選べなかった恨みが告白されたものと言えるのでしょう。 この作品が描かれた当時の日本の家や国家の背景に注目するとよいですね。 まだまだ旧態依然とした時代の中で ドイツに留学して近代的な精神に目覚めた青春の魂がいかに苦悩したことか。 とは言え一方では、 「明治の青年が国家の未来を自分が背負って立とうとする気概や理想があった」ということも読み取れますね。 舞姫は実話? 舞姫は実話なのでしょうか? 森鴎外自身は事実に基づいたものではないと述べています。 しかし森鴎外はドイツから帰ってきた後に舞姫の作品の女主人公と同名のドイツ人女性エリスが後を追って日本に来たという事実が分かっています。 そして残りの2つの作品には留学時の日記である「独逸日記」の中に、舞姫の物語の素材が色々描かれています。 エリスについてはこちらをどうぞ。 高等遊民の有料noteの紹介 noteにて、哲学の勉強法を公開しています。 現在は1つのノートと1つのマガジン。 1. 2. 1は 「哲学に興味があって勉強したい。 でも、どこから手を付ければいいのかな……」という方のために書きました。 5つの手順は「絶対挫折しようがない入門書」から始めて、書かれている作業をこなしていくだけ。 3か月ほどで誰でも哲学科2年生レベル(ゼミの購読で困らないレベル)の知識が身につきます。 3か月というのは、非常に長く見積もった目安です。 1日1時間ほど時間が取れれば、1ヶ月くらいで十分にすべてのステップを終えることができるでしょう。 ちなみに15000文字ほどですが、ほとんどスマホの音声入力で書きました。 かなり難しい哲学の内容でも、音声入力で話して書けます。 音声入力を使いこなしたい方の参考にもなると思います。 2は プラトンの主著『国家』の要約です。 原型は10年前に作成した私の個人的なノートですが、今読んでも十分に役に立ちます。 岩波文庫で900ページ近くの浩瀚な『国家』の議論を、10分の1の分量でしっかり追うことができます \無料試し読み部分たっぷり/.

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舞姫について

舞姫 作者

「舞姫」は、明治二三年 一八九〇 一月「国民之友」第69号付録に掲載された。 鴎外二九歳の作である。 太田豊太郎の一人称で語られるこの作品は、完成度の高さにおいて、近代文学史において重要な位置をしめている。 本稿は、ここに描かれる太田豊太郎の近代知識人としてのありかたについて考えるなかで、その感性を導きだしたエリスの存在について考察する。 明治日本の精神においては、異国での結婚を前提とした恋愛、官命への反抗、家の放棄は、倫理に反する重罪であった。 たとえば、愛した女性を捨てるよりも、国家や家を捨てることのほうが、罪が深いとされる。 明治日本の精神構造のなかでは、個人の精神は、抹殺される。 そのなかで、エリスは狂い、太田豊太郎は痛恨の痛みを持続する。 近代知識人太田豊太郎が超えようとした近代とは何だったのか。 森鴎外「舞姫」について論及する。

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