大江の山の歌 現代語訳。 ☆十訓抄「大江山(小式部内侍)」原文と現代語訳と解釈: 『大学受験古文』

十訓抄『大江山』現代語訳

大江の山の歌 現代語訳

とら=ラ行四段動詞「とる」の未然形、選ぶ、選び出す れ=受身の助動詞「る」の連用形、接続は未然形 ける=過去の助動詞「けり」の連体形、接続は連用形 たはぶれ=ラ行下二動詞「たはぶる」の連用形、ふざける、からかう 小式部内侍が、歌合せの歌人に選ばれて、歌を詠んだが、定頼中納言がふざけて、 小式部内侍、局(つぼね)にあり けるに、「丹後へ 遣はし ける人は 参り たり や。 これも藤原定家が採っていますので後世に語り継がれたたと思います。 美貌だけでなく、家柄も良いんです。 良い歌をご案内いただきありがとうございました。 それが無くなることは、恐らくないのでしょう。 小式部内侍が大江山の歌の事・ 現代語訳・品詞分解・読み方 85 俊恵法師 しゅんえほうし 原文 夜もすがら もの思ふ頃は 明けやらで、ねやのひまさへ つれなかりけり (よもすがら ものおもふころは あけやらで、ねやのひまさへ つれなかりけり) 現代語訳 一晩中、胸のうちでつれない人を思いつづけるころは、「早く朝になってほしい」と思うけれど明けきらずに、恋人だけでなく、なかなか白んでこない寝室の戸のすきままでもが、無情に思われることだ。 比叡山に住みはじめてから着ている僧衣の袖を。 」とばかり言ひて、 「これはどういうことか、こんなことがあるか。 形容詞「遠し」の已然形に、確定の助詞「ば」を付けています。 78 源兼昌 みなもとのかねまさ 原文 淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に、幾夜ねざめぬ 須磨の関守 (あはぢしま かよふちどりの なくこゑに、いくよねざめぬ すまのせきもり) 現代語訳 淡路島からわたってくる千鳥の鳴く声に、幾晩目を覚ましたことか、須磨の関所の番人よ。 小式部、これより歌よみの世おぼえ出で来にけり。 大江山の小式部内侍が即興で歌った「大江山いくのの道の遠ければ まだふみ... 五節に舞う少女の姿をしばらくとどめておきたいのだ。 まあこれを機会に私も有名になったから、定頼の中納言には感謝しているわ。 彼の(かの)=あの、例の。 手向山の色とりどりの紅葉の葉を幣として差し上げますので、神のお心に従ってお受け取りください。 さぞ、今は不安で心配でしょうね」と言って、部屋の前を悠々と歩き去ろうとしたところ 解説 これ、さらっ……と読み飛ばしてしまえる簡単な部分なんですが、 背景を知っているととっても面白い。 「はっ? 56 和泉式部 いずみしきぶ 原文 あらざらむ この世のほかの 思ひ出に、今ひとたびの 逢ふこともがな (あらざらむ このよのほかの おもひでに、いまひとたびの あふこともがな) 現代語訳 この世からいなくなってしまうので、思い出にもう一度あなたにお逢いしたいのです。 」とだけ言って、返歌することもできず、袖を引き放して逃げてしまわれた。 96 入道前太政大臣 にゅうどうさきのだいじょうだいじん 原文 花さそふ あらしの庭の 雪ならで、ふりゆくものは 我が身なりけり (はなさそふ あらしのにはの ゆきならで、ふりゆくものは わがみなりけり) 現代語訳 花を誘って散らせる強風が吹く庭に、積もっている雪のような花びらではなく、老いていくのは私の身であることだ。 生きながらえる。 22 文屋康秀 ふんやのやすひで 原文 吹くからに 秋の草木の しをるれば、むべ山風を あらしといふらむ (ふくからに あきのくさきの しをるれば、むべやまかぜを あらしといふらむ) 現代語訳 ちょっと風が吹くだけで秋の草木がぐったりするので、なるほど、それで山から吹く風を「嵐」と言うのだろう。 40 平兼盛 たいらのかねもり 原文 しのぶれど 色に出でにけり わが恋は、ものや思ふと 人の問ふまで (しのぶれど いろにいでにけり わがこひは、ものやおもふと ひとのとふまで) 現代語訳 隠しても顔色に出てしまった、私の恋は。 」とからかわれてしまいます。 ちょっと差がつく百人一首講座 自分実力を磨くために、悪い習慣 穢れ を見直し、小式部内侍を見習って七月を迎えてみませんか? 生野と行くと掛け、さらに「踏みもみず」と「文も見ず」を掛けた華麗な歌。 そんなよこしまな下心たっぷりな人達にとって、人気女流歌人である和泉式部の娘って言うだけで選ばれた小式部内侍は、はっきり言ってムカつく存在。 55 大納言公任 だいなごんきんとう 原文 滝の音は 絶えて久しく なりぬれど、名こそ流れて なほ聞こえけれ (たきのおとは たえてひさしく なりぬれど、なこそながれて なほきこえけれ) 現代語訳 滝の流れ落ちる音は、聞えなくなってから長い時間が経ったが、その評判は世間に流れて今も知られている。 係り結び。 これを即興で詠むことで、小式部内侍は、これまでの歌が全部自分の才能の賜であり、噂はデタラメであることをずばりと証明してみせたのです。 93 鎌倉右大臣 かまくらのうだいじん 原文 世の中は 常にもがもな 渚こぐ、あまの小舟の 綱手かなしも (よのなかは つねにもがもな なぎさこぐ、あまのをぶねの つなでかなしも) 現代語訳 世の中は変わらないものであってほしい。 ならば、必要な時に使えるよう、 きちんと爪を磨いでおくべきです。 古典解説「小式部の大江山の歌」~気に食わない上司の撃退法~ 御簾 ー より 格助詞 半ら ー ばかり 副助詞 出で ダ行下二段活用・連用形 て、 接続助詞 わづかに 形容動詞・ナリ活用・連用形 直衣 ー の 格助詞 袖 ー を 格助詞 控へ ハ行下二段活用・連用形 て 接続助詞 大江山 ー いくの ー の 格助詞 道 ー の 格助詞 遠けれ 形容詞・ク活用・已然形 ば 接続助詞 まだ 副詞 ふみ ー も 係助詞 み マ行上一段活用・未然形 ず 打消の助動詞・終止形 天の橋立 ー と 格助詞 詠みかけ カ行下二段活用・連用形 けり。 女子力、と言ったら筆頭にくるのは、歌。 (いや、ない。 3キロにも及ぶ細長い松林が、湾を塞いで伸びています。 皆に褒められたい。 13 陽成院 ようぜいいん 原文 つくばねの 峰よりおつる みなの川、恋ぞつもりて 淵となりぬる (つくばねの みねよりおつる みなのがは、こひ い ぞつもりて ふちとなりぬる) 現代語訳 筑波山の峰から流れ落ちるみなの川の深いところのように、私の恋も積もりに積もって淵のように深くなったのだ。 33 紀友則 きのとものり 原文 ひさかたの 光のどけき 春の日に、しづ心なく 花の散るらむ (ひさかたの ひかりのどけき はるのひに、しづごころなく はなのちるらむ) 現代語訳 日の光がやわらかな春の日に、なぜ落ち着いた心もなく桜の花は散るのだろう。

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【百人一首 60番】大江山…歌の現代語訳と解説!小式部内侍はどんな人物なのか|百人一首解説サイト

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小式部内侍の母は当時の有名な歌人であった和泉式部。 「和泉式部日記」の作者としても知られていますね。 当時、小式部内侍が歌が上手なのは、この母親の代作ではないかと疑われることもあったようです。 そして、ある時、小式部内侍は歌合の歌人として選出されます。 このことは、当時の歌人にとっては大変名誉なことでした。 そんな中、定頼中納言がおもしろがって、今度の歌合で詠む歌は、お母さんからもう教えてもらったのかという意味合いのことを言って、小式部内侍をからかいます。 すると、小式部内侍はすぐさま歌を詠んでやり返しました。 「お母さんがいるところは、ここから遠いから、まだ会いに行ったこともないし、もちろん手紙ももらってないわ。 (歌はお母さんから教えてもらっているんじゃないんだから。 )」 この歌が、掛詞の技法を用いつつ、すばやくその場にふさわしい内容を詠み込んだすばらしい出来栄えだったんですね。 してやられた感のある定頼中納言は、何も言い返すこともできずに逃げていくしかなかったわけです。 ですが、この一件が、小式部内侍の歌人としての名声を上げるのに一役買うことにもなったようですね。 鎌倉時代中期の説話集で、十の教訓の説話を集めています。 なお、この話は教科書によっては、「古今著聞集(ここんちょもんじゅう)」から出典されているものもあります。 内容はほぼ同じものになっていますが、多少違いがありますので注意してください。 それでは、原文と現代語訳と注釈です。 いかに心もとなく思(おぼ)すらむ。 」 と言ひて、局の前を過ぎられけるを、 6 御簾(みす)より半(なか)らばかり出(い)でて、わづかに直衣(なほし)の袖(そで)を控へて、 7 大江山いくのの道の遠ければまだふみもみず天(あま)の橋立(はしだて) と詠みかけけり。 8 思はずにあさましくて、 「こはいかに、かかるやうやはある。 」 とばかり言ひて、 9 返歌にも及ばず、袖を引き放ちて逃げられけり。 10 小式部、これより、歌詠みの世におぼえ出(い)で来(き)にけり。 11 これはうちまかせて、理運のことなれども、 12 かの卿(きやう)の心には、これほどの歌、ただ今詠み出だすべしとは、知られざりけるにや。 どんなにじれったくお思いになっていることでしょう。 」 と言って、部屋の前を通り過ぎなさったが、 6 (小式部内侍は)御簾から半分ほど身を乗り出して、かろうじて(定頼の)直衣の袖を引き止めて、 7 (小式部内侍の歌)大江山を越えて行く、生野の(丹後までの)道が遠いので、まだ(丹後の)天の橋立は踏んだこともありませんし、(母からの)手紙も見ていません。 と詠みかけた。 8 (定頼は)思いがけないことに驚いて、 「これはどうしたことか、このようなことがあろうか(いや、あるはずがない)。 」 とだけ言って、 9 返歌をすることもできず、袖を引き離してお逃げになった。 10 小式部は、このときから、歌人としての世間での評判が立つようになった。 11 これは普通一般に、道理にかなっていることであるが、 12 あの卿(定頼)の心の中では、これほどすぐれた歌を、今すぐに詠み出すことができようとは、ご存知ではなかったのであろうか。

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大江山・十訓抄 現代語訳・品詞分解・原文

大江の山の歌 現代語訳

「黒=原文」・ 「青=現代語訳」 解説・品詞分解はこちら 問題はこちら 和泉式部、保昌が妻にて、丹後に下りけるほどに、京に歌合ありけるに、 和泉式部が、保昌の妻として、丹後へ下った時に、都で歌合があったところ、 小式部内侍、歌詠みにとられて、歌を詠みけるに、定頼中納言たはぶれて、 小式部内侍が、歌合せの歌人に選ばれて、歌を詠んだが、定頼中納言がふざけて、 小式部内侍、局(つぼね)にありけるに、「丹後へ遣はしける人は参りたりや。 いかに心もとなくおぼすらん。 」と言ひて、 小式部内侍が局(部屋)にいた時に、「(母の和泉式部に代作してもらうために)丹後へ派遣した人は帰って参りましたか。 どんなに待ち遠しく思いなさっているだろうか。 」と言って、 局の前を過ぎられけるを、御簾(みす)より半らばかり出でて、わづかに直衣(なほし)の袖を控へて 局の前をお通り過ぎになったのを、(小式部内侍は)御簾から体を分ほど出て、少し(定頼の)直衣の袖を引きとめて、 大江山 いくのの道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立 (母のいる丹後までの)大江山を越えて生野を通って行く道が遠いので、まだ(丹後の名所である)天の橋立に足を踏み入れていませんし、(母からの)文も見ておりません。 と詠みかけけり。 思はずにあさましくて、 と詠みかけた。 (定頼は、小式部内侍が即興ですぐれたこの歌を詠んだのを)意外だと驚いて、 「こはいかに、かかるやうやはある。 」とばかり言ひて、 「これはどういうことか、こんなことがあるか。 (いや、ない。 )」とだけ言って、 返歌にも及ばず、袖を引き放ちて逃げられけり。 小式部、これより、歌詠みの世におぼえ出で来にけり。 返歌もできず、袖を引き払ってお逃げになった。 小式部は、これ以降、歌人の世界でよい評判が出て来た。 しかし、定頼は小式部内侍がこれほどの秀歌をとっさに読むとは思っていなかったため驚き、その秀歌に対してふさわしい返歌を思いつかず、いたたまれなくなって逃げだした。 これはうちまかせての理運のことなれども、 これは当然の道理のことなのだけれども、 かの卿の心には、これほどの歌、ただいまよみ出だすべしとは知られざりけるにや。 あの卿(=定頼)の心には、(小式部内侍が)これほどの歌を、即座に詠むことができるとは、お考えにならなかったのであろうか。 lscholar.

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