艦これ 嫌われ 後悔 ss。 【艦これ・提督SS】叢雲「余命三年…ね」

#2 ボロボロ提督と艦娘たち その2 「後悔と迷い」

艦これ 嫌われ 後悔 ss

提督「鈴谷、平成26年度の調達予定品の書類なんだが」 鈴谷「・・・・・・」 提督「個人装備の89式小銃、実はこれ折曲銃床式なんだ。 追記しておいてくれ」 鈴谷「はぁ? 自分で気づいたんだから、自分で直せば良いじゃん?」 提督「おいおい、この書類を作成したのお前だろ?」 鈴谷「うっざ! やれば良いんでしょ? やれば!」パシ 提督「・・・・・・」 鈴谷「なんでこんなクズの指揮下にいるんだろ・・・はぁ」 提督「あと、研究・評価用弾薬等購入の欄にHK-416用フランジブル弾も追加しておいてくれ」 鈴谷「鈴谷は今さっきの書類の直しをしているの。 ったく、お前が秘書艦なら持ってきてくれても良いのに・・・」 鈴谷「なんで鈴谷がそんなことしなくちゃいけないわけ? 自分の昼食なんだから、自分で持ってくれば?」 提督「はいはい、お前も食ってこい」 鈴谷「きっも・・・マジで死ねば良いのに・・・」スタスタ 鈴谷「 ・・・今日もダメだった 」 提督「さて、今日の日替わり定食は・・・お! 肉じゃがか!」 間宮「お疲れ様です、日替わり定食になさいますか?」 提督「ええ、頼みます」 龍鳳「今日は私も手伝っているんです!」 提督「お、そうなのか! いやぁ~、楽しみだなぁ!」 龍鳳「ふふ・・・」ニコ 鈴谷「・・・・・・」イライラ 鈴谷「 あんなにニヤニヤして・・・鈴谷だって、提督がびっくりするくらい美味しいカレー作れるんだから! 」 金剛「Hey, 提督ぅー! 一緒に食べまショウ!」 榛名「提督、席をご一緒してもよろしいでしょうか?」 提督「ああ、良いぞ」 金剛「今日は人生で初めてのNattoに挑戦しマース!」 提督「え? お前イギリス生まれだからそれは・・・」 榛名「金剛姉様、無理をなさらずに・・・」 金剛「大丈夫デース! イタダキマース!」パク 金剛「・・・・・・」モグモグ 金剛「」 提督「おい、金剛・・・?」 榛名「金剛姉様・・・?」 金剛「Th... This isn't how I wanted things to go...! こ、こんなはずでは・・・! 」プルプル 榛名「金剛姉様、大丈夫ですか?」 金剛「も、もちろんデース!」プルプル 提督「Be strait with me. We take this at your pace. 正直に言ってくれ。 無理をするな 」 金剛「・・・提督ぅー、そのニクジャガ、美味しそうデースネー」チラ 提督「はぁ・・・ほら、俺のはまだ手つけていないから、それをこっちに寄越せ」 金剛「提督ぅーっ! I love you! 」ギュ 提督「おい、食事中だ。 あと納豆臭い」 榛名「良いなぁ・・・」 鈴谷「・・・・・・」 金剛「提督ぅー、一緒にお昼寝するネ!」ギュ 提督「おいおい、まだ午後の2時だぞ?」 榛名「提督、少しくらい休みましょう?」ギュ 提督「榛名まで・・・」 鈴谷「」イライラ 鈴谷「ちょっと提督。 まだ仕事終わっていないでしょ」 提督「いや、俺の分は一区切りついたよ。 あとはここ1週間の出撃の際の作戦書の作成だけだ」 鈴谷「今やれば良いじゃん。 つーか、鈴谷がまだ終わっていないのに自分は呑気に仮眠とるんだ。 へぇ~!」 鈴谷「なら、鈴谷の分も手伝ってくれても良いじゃん! なんでこんな面倒くさいことばっかり鈴谷にやらせるの!? パワハラ!?」 提督「と言っても、すぐ終わりそうだろ。 すまんな、俺もちょっと最近疲れが溜まっていてな・・・ちょっと寝るよ」 金剛「ワタシが子守唄歌ってあげマース!」 榛名「じゃあ榛名は傍で提督が眠るまで見守っています」 提督「冗談だろ? ハハハ」 鈴谷「・・・・・・」 鈴谷「熊野ーっ! 金剛さんと榛名さんがぁ!」 熊野「はいはい、今度はどうしたんですか?」 鈴谷「あの2人が提督にベッタリし過ぎなの! 提督もニヤニヤして!」 熊野「仲が良いのは良いことではありませんか」 鈴谷「あのやり取りを見ていると、凄く嫌な気持ちになっちゃうの!」 熊野「では、自分でどうにかして下さい」 鈴谷「それができないから、相談しているの!」 熊野「そんなにいつもイライラしていては、戦闘の際に命取りになりますわよ?」 熊野「 はぁ・・・事態が悪化して、取り返しのつかないことにならなければ良いのですが・・・ 」 夕立「提督さーん! 一緒に遊ぶっぽい!」ワフワフ 提督「ダメだ。 今日も外の雪掻きだ」 時雨「ほら、夕立。 僕達も一緒に提督を手伝おう?」 夕立「むぅー・・・じゃあ雪合戦で良いっぽい」 提督「もっと散らかしてどうする・・・まったく」ナデナデ 夕立「むふー」ワフワフ 鈴谷「」イライラ 時雨「じゃあ、行こうか」 鈴谷「いい加減にして! なに仕事サボろうとしt」 ウーーーーーーー!! 提督「警報!? 今日は深海棲艦の動きはみられないはずだぞ!?」 時雨「こういう時もあるさ。 夕立、出撃準備するよ!」 夕立「うん!」 提督「仕方がない、鈴谷! こんな悪天候の中悪いが、旗艦を頼む!」 鈴谷「はいはい、わかったよ」 提督「鈴谷! そんなふざけた態度をとらないでくれ! 今日の海の状態は非常に危険なんだ!」 鈴谷「そんな危険な状態の海に鈴谷を出撃させるのは提督でしょ! 自分は何もしないくせに!」 提督「・・・!」 鈴谷「良いよね、提督は。 自分は安全な鎮守府にいて、ただ指示すれば良いだけなんだから」 鈴谷「何かあればすぐ命令だ、って言うんでしょ? 本当、あんたが戦ってそのまま死ねば良いのに」 時雨「な、なにもそこまで言わなくても・・・!」 夕立「とにかく急ぐっぽい! 提督さん、他の艦娘の構成は?」 提督「金剛と榛名、熊野をつけよう。 考え事は良くないですよ?」 鈴谷「・・・・・・」 夕立「・・・ふんっ」 時雨「・・・・・・」 金剛「ちょっと海が荒れているデース・・・この戦闘、早く終わらせた方が良いデース」 榛名「・・・! 敵艦発見! 主砲、砲撃開始!!」ズガァァン!! 鈴谷「く・・・!」ズガァァン!! 時雨「何とか勝った・・・みんな! 無事かい!?」 夕立「夕立は大丈夫っぽい!」 金剛「ふぅー・・・ちょっと危なかったデース」 榛名「はい、榛名は大丈夫です・・・」 熊野「鈴谷さんがいませんわ!」 時雨「え!?」 熊野「鈴谷さんがいませんの! 視界不良なので、戦闘に集中していて・・・」 夕立「そんな・・・こんなに暗いと見えないっぽい!」 榛名「おまけに海も大分荒れています」 金剛「もう燃料もないネ・・・」 時雨「・・・一旦帰投するしかないようだね」 熊野「そんな!? 鈴谷さんを置いてはいけませんわ!」 夕立「そうは言っても、まだ他の深海棲艦もうろついているかもしれないよ?」 榛名「そう遠くには行っていないはずですが・・・このまま捜索をするのは危険です」 金剛「ワタシ達も無傷ではないデス。 捜索を開始したかったのですが、総員の状態、天候、視界不良を考えて一時撤退をしました・・・」 提督「鈴谷を見失ったのはどこだ?」 熊野「今回戦闘を開始した海域から、そう遠くへは行っていないと思います」 提督「・・・出撃した艦娘のうち、誰がまだ動けるんだ?」 熊野「はい? 私と夕立さん、榛名さんが小破ですが・・・」 提督「すまん、熊野。 俺を先程行った海域まで誘導と援護してくれないか?」 熊野「提督? まさかこの悪天候で捜索をするのですか?」 提督「当たり前だ! 哨戒艇を1隻用意する。 鈴谷の入渠が終わったら、傍にいてやれ」 提督「とりあえず、鈴谷には明日から事務の方はやってもらおう。 今日はゆっくり休むよう、伝えておいてくれ」 熊野「はい・・・」 熊野「鈴谷さん・・・!」ダキ 鈴谷「熊野・・・」 熊野「本当に心配しましたわ! 無事で良かった・・・!」 鈴谷「あはは・・・ちょっと迷子になっちゃった」 熊野「今日はゆっくり休むよう、提督からご伝言を頂きましたわ」 鈴谷「・・・うん」 熊野「明日は鈴谷さんからも提督にお礼を言って下さいね?」 鈴谷「・・・・・・」 提督「鈴谷、体調は大丈夫か?」 鈴谷「・・・・・・」 提督「やはりあの悪天候をもう少し考慮するべきだった・・・俺のミスだ、本当にすまん」 鈴谷「 ・・・言わなきゃ 」 提督「今日からまた秘書の仕事を頼んで、すまんな」 鈴谷「・・・・・・」 鈴谷「鈴谷を助けて、恩に着せたつもり?」 提督「え・・・?」 鈴谷「これは戦争なんでしょ? なんであんな悪天候の中、捜索なんかしたの?」 鈴谷「深海棲艦の被害に逢うかもしれないんだよ? 他の仲間も危険な目に逢わせる気?」 提督「お、俺はそんなつもりで・・・!」 鈴谷「鈴谷、お礼なんて言わないから」 提督「・・・・・・」 鈴谷「 また言ってしまった・・・ 」 熊野「いい加減にして下さい!」バン 鈴谷「・・・・・・」 熊野「何を考えているのですか!? 自分を助けてくれた人に向かって!」 鈴谷「・・・・・・」 熊野「はぁ・・・馬鹿馬鹿しい。 もう知りませんわ、どうぞご勝手に」 鈴谷「・・・ゴメン」 鈴谷「 どうしてあんな酷いことを・・・鈴谷、病気なのかな・・・? 」 鈴谷「 もうヤダ・・・今度こそ提督に嫌われた・・・ 」 鈴谷「・・・?」 鈴谷「 執務室から話声がする・・・ 」コソ 時雨「あの後、鈴谷さんとはどうなんだい?」 提督「・・・・・・」 時雨「その様子だと、上手くいっていないようだね」 夕立「上手くいっていないどころか、もっと酷いこと言われたんじゃない?」 提督「・・・・・・」 夕立「・・・うわぁ」 時雨「ちょっと許せないなぁ・・・提督をこんなにして・・・」 提督「そう鈴谷を責めるな・・・俺が悪いんだ・・・」 時雨「・・・まだ秘書艦を変更するつもりはないの?」 提督「ああ・・・俺は鈴谷を信頼している。 あいつは俺のことを心底嫌っているがな」 時雨「・・・・・・」 夕立「夕立達じゃ、ダメっぽい?」 提督「え・・・?」 夕立「ん・・・」チュ 提督「んん!?」 時雨「あ! ズルいじゃないか! 僕も・・・」チュ 提督「んん!!」 時雨「ん・・・はぁ・・・これが僕達の気持ちだよ」 夕立「夕立達は本気で提督さんのことが好きっぽい・・・」 提督「夕立・・・時雨・・・」 時雨「・・・僕達をもっと頼ってほしいな」 夕立「お仕事いっぱい頑張るっぽい」 提督「・・・ありがとう、でももう少し考えさせてくれ」 時雨「・・・わかった」チラ 夕立「・・・・・・」チラ 鈴谷「・・・!」 時雨「」ニヤ 夕立「」ニヤ 鈴谷「っ!」ダッ 提督「? どうしたんだ?」 夕立「何でもないっぽい・・・」 時雨「・・・・・・」 鈴谷「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 」 鈴谷「 提督・・・鈴谷の提督・・・鈴谷を助けてくれた提督・・・ 」 鈴谷「 鈴谷を秘書艦にしてくれた提督・・・鈴谷を信頼してくれた提督・・・ 」 鈴谷「・・・・・・」 提督「はは・・・まさか、夕立達があんなに思っていてくれたなんて・・・」 鈴谷「・・・・・・」ガチャ 提督「おぅ、鈴谷。 戻ってきたか」 提督「今日の業務は終了して良いぞ。 」 龍鳳「」チラ 龍鳳「」ヒソヒソ 鈴谷「・・・・・・」 金剛「おぉ~と! 手が滑ったデース!」ツル 鈴谷「」バシャ 金剛「Oh, 鈴谷! こんなところにいたんデスか! そんなところに座っていると、邪魔デース!」ニヤニヤ 榛名「まぁまぁ・・・ほら、鈴谷さんも、金剛姉様もワザとやったのではないんですから、ね?」クスクス 鈴谷「・・・・・・」 金剛「・・・なんデスか、その目は? シッ!」ドカ 鈴谷「うぐっ・・・!」 榛名「少し、お仕置きが必要なみたいですね・・・」ガッ 鈴谷「うぅ・・・」 扶桑「まぁまぁ、その辺で・・・」 扶桑「皆さんも見ていますし、ね・・・?」 山城「・・・・・・」 金剛「・・・チッ、行きマショウ、榛名」スタスタ 榛名「・・・・・・」スタスタ 鈴谷「・・・・・・」 山城「・・・勘違いなさらないでね? 私達は別に貴女を助けようと思っているわけではないわ。 落ち着きを取り戻したときには 既に遅かった。 時雨と夕立の制止を振り切り、鈴谷への対応を改めさせることに成功する提督。 歪んだ愛情表現でも、 自分を愛してくれた鈴谷を受け止めた提督。 「一緒に幸せになろうな、鈴谷」 「うん・・・愛しています、提督」 [NOMAL END ~海を見つめる鈴谷~] 鈴谷を止めるために動いた時雨と夕立ではあったが、鈴谷が隠し持っていたのは拳銃だった。 発狂した鈴谷には、 躊躇などなく、本気で2人を殺そうとする。 絶体絶命の白露型の2人を庇った提督であったが、人間と艦娘は違う。 大量の出血をしながらも、最期まで鈴谷を責めることなく、こと切れた。 この騒動の後、鈴谷は処罰として解体が 決まった。 しかし、隙をついて脱走、鈴谷が向かったのは、波止場であった。 vip2ch. メタ情報•

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モバP「もう嫌だ」

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軍医「ああ…そうだ…改二への改装は確かに強力な力と急激な成長を君に与えただろう… だが同時にその力が君の命を削っているんだ…このまま戦えば間違いなく三年持つか持たないかだ」 叢雲「この事は提督にはまだ話してないでしょうね…?」 軍医「…ああ…まだだ…」 叢雲「そう…じゃあこの話は他言無用でお願いね…あの子は優しすぎるから…」 軍医「…こちらでもなんとか君の延命方法を探ってみたい、だがあえて言わせてもらおう…後悔しない生き方をしなさい…」 叢雲「 オタッシャ重点ね……なんで3年なのかしら…どうせなら10年くらい余命をくれたっていいのに… 」 提督「軍医さんに呼ばれたみたいだけど大丈夫だったのかい叢雲」 叢雲「…ええ、ちょっと改装した後の身体への負担を知りたいから経過報告をしろって言われただけよ」 提督「そうか…それだけならいいが…」 叢雲「もう心配しすぎよ、仕事サボってないで戻りましょう」 叢雲「ふーん…珍しく書類の確認終わってるじゃない」 提督「ああ、今まではお前に頼りっぱなしだったからな…いい加減自分でなんとかできるようにならないといけないかなって」 叢雲「もう…やればできるじゃない…いいわ…ご褒美に今日は私が昼餉を用意してあげるわ」 提督「…なんかあったのか?いつもなら「貸しにしとく」とかいうのに…」 叢雲「そういう気分なのよ」 提督「ごちそうさま、美味しかったよ」 叢雲「当然よ、なんたってこの私が作ったものだもの」 提督「よし、ならば夜は俺が用意するよ…お前を満足させられるようなものを用意してやる」 叢雲「ふーん…楽しみにしておくわ…さて…それはともかくそろそろ出撃の時間じゃない?」 提督「そうだな、じゃあ旗艦、よろしく頼むぞ」 叢雲「任せておきなさい」 艦隊が帰投しました 提督「叢雲!大丈夫か!?」 叢雲「少し力を過信しすぎたわ…ごめんなさい…これは私のミスよ…」 提督「ミスは誰にでもある…無事帰って来てくれた…それだけで十分だ」 叢雲「入渠してくるわ…この程度なら夕餉には間に合う筈だから…」 提督「…」 加賀「…提督…彼女の被弾についてですが…被弾直前に一瞬苦しそうなそぶりを見せていましたので一度軍医に相談したほうがよろしいかと…」 叢雲「 まさか言われた側からあんな症状が出るなんて…最悪ね…… 」 提督「…叢雲」 叢雲「何かしら?」 提督「……いやなんでもない…ただお前がここにいることを確かめたかっただけだ…」 叢雲「…………そう」 提督「……叢雲、もしお前がいなくなったら俺はすぐにでも折れてしまうかもしれない」 叢雲「ダメよ…もし私がいなくなっても皆を指揮し続けなければならない……それがあなたがここに居る意味よ」 叢雲「私達はただの人間から艦娘になった時点で、いえ…艦娘になる為には人間として死ぬのではなく艦娘として沈む覚悟が必要なの」 提督「…そうだな…俺がすべき事はお前達「艦娘」を運用して深海棲艦から人類を守る事、そしてお前達を沈ませずに必ずここへ帰ってこれるような指揮をとる事だ」 叢雲「わかっているなら、それでいいのよ…」 提督「…ならお前の口から聞かせてくれ、お前は一体どんな状況に置かれている?軍医は何も教えてはくれなかった」 叢雲「…」 提督「これは命令だ」 叢雲「余命三年よ」 提督「わかった…ならお前に任務を与える」 叢雲「何?まさか後方待機とか言うんじゃないでしょうね?」 提督「1日でも長く生きて、後悔のない人生を歩め…その為なら俺は何も惜しまない」 叢雲「…着任したての頃とは大違いね…あの頃は「次は何をすればいい」だなんて…司令官にあるまじき有り様だったわね…でも…本当に見違えたわ」 提督「全部お前のおかげだ、お前が居なかったら俺は今ここにいなかった」 叢雲「なら…その任務受けてあげるわ…1日でも長く生きて、最後まで笑って生きてやるわ…せいぜいそれまでに戦死したりしない事ね」 提督「望むところだ」 そして、深海棲艦との戦いと並列して…新たな戦いの日々がはじまった… まず最初に他に似たような事例がないか、それを探す事にした。 だが戦闘による消耗や引退等から思ったより駆逐艦の艦娘の改二についての研究は進んでおらず、改装の際に特殊な症状が起こる事はあまり知られていなかったようで… それらの症状があっても艦娘自身の意思によって隠される事も多いとわかった なのでまずは大本営に掛け合い「艦娘の改修における経過報告」の義務化、および「改二駆逐艦の臨時健康診断」を行って貰った。 これにより一時、練度の高い駆逐艦が前線を離れる事となり練度の低い駆逐艦の成長にも役立ったようだった。 改二に改装された駆逐艦の高い戦闘力と比例した未帰還率の高さなどから重点的に調べた結果 「夕立」「叢雲」を筆頭に7種の艦娘は戦闘中に戦闘に支障をもたらす何かしらの症状を起こした事があるという事がわかった。 これらの症状を纏めて「改装現象」と名付けた。 叢雲「作戦失敗って…いい加減にしなさいよ!この無能!」 提督「黙れ!敵の対応が想定以上に早かっただけだ!このまま続けて進撃すれば…」 叢雲「大破してる子もいるんでしょ!それでもあんた進撃するつもり!?ふざけないでよ!」 提督「俺はお前の為に…お前の治療の研究を早く再開できるようにする為に!この任務で深海棲艦どもを…!!」 叢雲「…ならやめてよ!私のせいで仲間が死ぬくらいなら私を死なせてよ…!」 提督「馬鹿野郎!そんなことを言うな!言うなよ…言わないでくれよ…」 叢雲「…うう…」 そしてこの頃から、日頃の無理が祟ったのか俺もまた病を患う事となった…だが止まっている暇は無かった …叢雲を治してやる、それだけが俺に残されたただひとつの想いであった… 提督「ごほっ…」 長門「提督…!血が…」 提督「長門…この事は誰にも言うなよ…俺がここにいられなくなってしまうからな…」 長門「…提督…あなたは…変わってしまった…」 提督「俺はもう俺自身がどうなろうと知ったことじゃない…ただアイツを…叢雲を助けたいだけだ…」 焦燥は、俺の判断力を殺し…また俺自身をも殺していた 俺が死ぬだけだったならどんなによかっただろうか… 俺は仲間を犠牲にしてしまった 金剛「なんで進撃許可を出した!いいなさい!なんでです!」 榛名を犠牲にしてしまった その上、作戦は失敗…さらに救援に来た艦隊にも大きな損害をあたえてしまった 提督「俺は…俺は何をしているんだ…」 この件により俺は降格を受け、少将にまで格下げを受けた…同時に権限を一部失った事により艦娘研究の任を解かれた… 俺は自分のした事の重大さを理解した、だが…納得する事ができなかった… そして余命宣告から2年目の冬、鎮守府には俺と叢雲、研究員だけが残った。 俺は艦娘達の他鎮守府への転属を申し入れた。 高い練度を持った彼女達は快く受け入れられた、俺はそれを見届けると叢雲の治療の為だけに、私財をも投げ捨て勲章さえも捨てた。 だがその結果得られたものは 「練度を高めてから改装する事によって適正を高め、肉体への負荷、および改装現象を無くす事ができる」 という、これから先に同じ悲しみを追う者を無くす事だけであった… もはや俺達は最後の時を待つだけの去り行く者でしかなかった… 叢雲「馬鹿じゃないの…」 提督「…そうだな」 叢雲「私なんかの為に何もかも捨てたなんて」 提督「俺にとってはその何もかもより、お前が大切だった」 叢雲「ほんとにしょうがない子ね…」 提督「何もかもを捨てたと言ったがな…ひとつだけ残しておいたものがあってな…」 叢雲「なによ…今さら…っ…なんで…こんなもの…」 提督「指輪だ、ずっと…ずっと俺はお前に渡したかった」 叢雲「私の練度は…」 提督「わかっている…だから結婚指輪だ、カッコカリなんかじゃない」 叢雲「艦娘は結婚なんて出来ないわ…」 提督「どうせもう戦場になんて出れないし構わないだろ」 叢雲「…ありがとう…」 そして、最後の一年が始まった 叢雲「…この味噌汁味が薄いわね…次からは濃くして頂戴」 提督「体に悪いぞ」 叢雲「なにいってんのよ、体に悪くても美味しければそれでいいのよ」 提督「確かに…お前がそういうなら俺も酒をまた始めようかな」 叢雲「そういえばあんた酒癖が悪かったわね…」 提督「酔った勢いでお前を襲いかけてから禁酒令を出された…なんて事もあったな」 叢雲「…今なら構わないわ」 提督「…そうかよ…後悔するなよ?」 これまでは叢雲を生かそうとあんなに必死だったのに、死を前にすると逆に穏やかな日々が待っていた。 また、俺自身の病状か…これまでの反動か1日がとても長く思えた… それと原因は不明だが叢雲の視力が戻った、俺達はそれを手放しでそれ喜んだ。 どんな代償が来ても…もう怖くはなかった… 叢雲「なにこれ美味しいじゃない!?」 提督「ケーキだ、長門達が叢雲の快気祝いに送ってきてくれたんだ」 叢雲「そういえば最近色んなものが入ってくるようになったわね…」 提督「ああ、なんとか安全な航路を確保できるようになってきたらしい…金剛がそういっていた」 叢雲「もうすっかり春ね…」 提督「よし…久し振りに出掛けようか…」 叢雲「そうね…二人きりで花見にでも行く?」 提督「そうだな…どうせなら京都にでも行くか」 叢雲「京都と言えば八ツ橋ね!」 提督「お前はほんと食いしん坊だな」 叢雲「食べ物が美味しいのが悪いわ」 セミ兄貴「ミーンミーンミーン 迫真 」 叢雲「改装前の格好のが過ごしやすいわね」 提督「髪型まで戻ってるしお前は犬か何かか?」 叢雲「そうそう冬毛と夏毛」 提督「犬の癖に服を着るのか?」 叢雲「でも服を着ながらするのが好きなんでしょ?」 提督「俺はお前ならどんな格好だろうと好きだよ」 叢雲「食欲の秋ね」 提督「お前は年がら年中食欲優先だろ」 叢雲「何か問題でも?」 提督「いや無いが」 叢雲「なら焼き芋やるわよ」 提督「そうだな、どうせなら落ち葉掃除もしてしまうか」 叢雲「……」 提督「どうした?」 叢雲「いえ…空があまりに綺麗だったから…」 提督「…そうか…」 そしてその日…叢雲は再び視力を失った 始まれば、いずれ終わる 綺麗事などいらない せめて君をあたためたい ほんの少しの時間を与えて、神様 叢雲「そこにいる?」 提督「ああ、居るさ」 叢雲「わかってたけど…やっぱり確かめたくて…」 提督「気にするな」 叢雲「私、改二になんかならなきゃよかったって何度も思ってきたわ… けど…もしもあの時、改二にならなきゃみんな死んでたって思うと…そうでもないなって…今は思えるのよ」 提督「俺はお前を改二になんかしなきゃよかったといつも後悔していた そしてお前が改二にならざるを得ない状況をつくってしまった事もずっと後悔していた …けど今はもうどうでもいいと思える」 叢雲「あなたは後どれぐらい生きれるの?」 提督「お前とそんなに変わらないが…まあそんなに待たせないさ」 叢雲「そう…じゃあ記録だけ残したらすぐにこっちに来るつもりなのね」 提督「出来るだけ後に続く者の為の道を作る、それが去り行く者の義務だ…限界までは生きるさ」 叢雲「そう…じゃああなたの仕事が終わるまで…待っていてあげるわ…」 叢雲「そろそろ…ね…」 提督「…そうか…」 叢雲「土産話の一つくらいもってきなさいよ…」 提督「ああ…」 そしてしばらく俺は何も言わなくなった叢雲の手を握ったまま…そこにいた 提督「以上が、この三年間の記録です…それと最後まで…ご支援ありがとうございました」 元帥「…ご苦労だった…君のおかげで多くの駆逐艦が救われ、艦娘の研究もまた進んだ…」 提督「いえ、私は切っ掛けに過ぎません…皆さんのおかげです」 元帥「ところでこれからどうするつもりだ?まさかこのまま何もせず終わる積もりではないだろうな?」 提督「…そうですね…では…もう最後にもう一度だけ指揮をとりたいと言ったら…」 元帥「わかった…検討させてもらう」 提督「何から何までありがとうございます」 こうして俺は、最後の作戦の指揮をとることとなった。 俺達が後の世でどう評価されるかはわからない、だがそれでも…その時、自分の中の最善を信じて歩んだ道に後悔はない。 vip2ch.

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【艦これ・提督SS】加賀「提督の顔色が悪い」

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提督「鈴谷、平成26年度の調達予定品の書類なんだが」 鈴谷「・・・・・・」 提督「個人装備の89式小銃、実はこれ折曲銃床式なんだ。 追記しておいてくれ」 鈴谷「はぁ? 自分で気づいたんだから、自分で直せば良いじゃん?」 提督「おいおい、この書類を作成したのお前だろ?」 鈴谷「うっざ! やれば良いんでしょ? やれば!」パシ 提督「・・・・・・」 鈴谷「なんでこんなクズの指揮下にいるんだろ・・・はぁ」 提督「あと、研究・評価用弾薬等購入の欄にHK-416用フランジブル弾も追加しておいてくれ」 鈴谷「鈴谷は今さっきの書類の直しをしているの。 ったく、お前が秘書艦なら持ってきてくれても良いのに・・・」 鈴谷「なんで鈴谷がそんなことしなくちゃいけないわけ? 自分の昼食なんだから、自分で持ってくれば?」 提督「はいはい、お前も食ってこい」 鈴谷「きっも・・・マジで死ねば良いのに・・・」スタスタ 鈴谷「 ・・・今日もダメだった 」 提督「さて、今日の日替わり定食は・・・お! 肉じゃがか!」 間宮「お疲れ様です、日替わり定食になさいますか?」 提督「ええ、頼みます」 龍鳳「今日は私も手伝っているんです!」 提督「お、そうなのか! いやぁ~、楽しみだなぁ!」 龍鳳「ふふ・・・」ニコ 鈴谷「・・・・・・」イライラ 鈴谷「 あんなにニヤニヤして・・・鈴谷だって、提督がびっくりするくらい美味しいカレー作れるんだから! 」 金剛「Hey, 提督ぅー! 一緒に食べまショウ!」 榛名「提督、席をご一緒してもよろしいでしょうか?」 提督「ああ、良いぞ」 金剛「今日は人生で初めてのNattoに挑戦しマース!」 提督「え? お前イギリス生まれだからそれは・・・」 榛名「金剛姉様、無理をなさらずに・・・」 金剛「大丈夫デース! イタダキマース!」パク 金剛「・・・・・・」モグモグ 金剛「」 提督「おい、金剛・・・?」 榛名「金剛姉様・・・?」 金剛「Th... This isn't how I wanted things to go...! こ、こんなはずでは・・・! 」プルプル 榛名「金剛姉様、大丈夫ですか?」 金剛「も、もちろんデース!」プルプル 提督「Be strait with me. We take this at your pace. 正直に言ってくれ。 無理をするな 」 金剛「・・・提督ぅー、そのニクジャガ、美味しそうデースネー」チラ 提督「はぁ・・・ほら、俺のはまだ手つけていないから、それをこっちに寄越せ」 金剛「提督ぅーっ! I love you! 」ギュ 提督「おい、食事中だ。 あと納豆臭い」 榛名「良いなぁ・・・」 鈴谷「・・・・・・」 金剛「提督ぅー、一緒にお昼寝するネ!」ギュ 提督「おいおい、まだ午後の2時だぞ?」 榛名「提督、少しくらい休みましょう?」ギュ 提督「榛名まで・・・」 鈴谷「」イライラ 鈴谷「ちょっと提督。 まだ仕事終わっていないでしょ」 提督「いや、俺の分は一区切りついたよ。 あとはここ1週間の出撃の際の作戦書の作成だけだ」 鈴谷「今やれば良いじゃん。 つーか、鈴谷がまだ終わっていないのに自分は呑気に仮眠とるんだ。 へぇ~!」 鈴谷「なら、鈴谷の分も手伝ってくれても良いじゃん! なんでこんな面倒くさいことばっかり鈴谷にやらせるの!? パワハラ!?」 提督「と言っても、すぐ終わりそうだろ。 すまんな、俺もちょっと最近疲れが溜まっていてな・・・ちょっと寝るよ」 金剛「ワタシが子守唄歌ってあげマース!」 榛名「じゃあ榛名は傍で提督が眠るまで見守っています」 提督「冗談だろ? ハハハ」 鈴谷「・・・・・・」 鈴谷「熊野ーっ! 金剛さんと榛名さんがぁ!」 熊野「はいはい、今度はどうしたんですか?」 鈴谷「あの2人が提督にベッタリし過ぎなの! 提督もニヤニヤして!」 熊野「仲が良いのは良いことではありませんか」 鈴谷「あのやり取りを見ていると、凄く嫌な気持ちになっちゃうの!」 熊野「では、自分でどうにかして下さい」 鈴谷「それができないから、相談しているの!」 熊野「そんなにいつもイライラしていては、戦闘の際に命取りになりますわよ?」 熊野「 はぁ・・・事態が悪化して、取り返しのつかないことにならなければ良いのですが・・・ 」 夕立「提督さーん! 一緒に遊ぶっぽい!」ワフワフ 提督「ダメだ。 今日も外の雪掻きだ」 時雨「ほら、夕立。 僕達も一緒に提督を手伝おう?」 夕立「むぅー・・・じゃあ雪合戦で良いっぽい」 提督「もっと散らかしてどうする・・・まったく」ナデナデ 夕立「むふー」ワフワフ 鈴谷「」イライラ 時雨「じゃあ、行こうか」 鈴谷「いい加減にして! なに仕事サボろうとしt」 ウーーーーーーー!! 提督「警報!? 今日は深海棲艦の動きはみられないはずだぞ!?」 時雨「こういう時もあるさ。 夕立、出撃準備するよ!」 夕立「うん!」 提督「仕方がない、鈴谷! こんな悪天候の中悪いが、旗艦を頼む!」 鈴谷「はいはい、わかったよ」 提督「鈴谷! そんなふざけた態度をとらないでくれ! 今日の海の状態は非常に危険なんだ!」 鈴谷「そんな危険な状態の海に鈴谷を出撃させるのは提督でしょ! 自分は何もしないくせに!」 提督「・・・!」 鈴谷「良いよね、提督は。 自分は安全な鎮守府にいて、ただ指示すれば良いだけなんだから」 鈴谷「何かあればすぐ命令だ、って言うんでしょ? 本当、あんたが戦ってそのまま死ねば良いのに」 時雨「な、なにもそこまで言わなくても・・・!」 夕立「とにかく急ぐっぽい! 提督さん、他の艦娘の構成は?」 提督「金剛と榛名、熊野をつけよう。 考え事は良くないですよ?」 鈴谷「・・・・・・」 夕立「・・・ふんっ」 時雨「・・・・・・」 金剛「ちょっと海が荒れているデース・・・この戦闘、早く終わらせた方が良いデース」 榛名「・・・! 敵艦発見! 主砲、砲撃開始!!」ズガァァン!! 鈴谷「く・・・!」ズガァァン!! 時雨「何とか勝った・・・みんな! 無事かい!?」 夕立「夕立は大丈夫っぽい!」 金剛「ふぅー・・・ちょっと危なかったデース」 榛名「はい、榛名は大丈夫です・・・」 熊野「鈴谷さんがいませんわ!」 時雨「え!?」 熊野「鈴谷さんがいませんの! 視界不良なので、戦闘に集中していて・・・」 夕立「そんな・・・こんなに暗いと見えないっぽい!」 榛名「おまけに海も大分荒れています」 金剛「もう燃料もないネ・・・」 時雨「・・・一旦帰投するしかないようだね」 熊野「そんな!? 鈴谷さんを置いてはいけませんわ!」 夕立「そうは言っても、まだ他の深海棲艦もうろついているかもしれないよ?」 榛名「そう遠くには行っていないはずですが・・・このまま捜索をするのは危険です」 金剛「ワタシ達も無傷ではないデス。 捜索を開始したかったのですが、総員の状態、天候、視界不良を考えて一時撤退をしました・・・」 提督「鈴谷を見失ったのはどこだ?」 熊野「今回戦闘を開始した海域から、そう遠くへは行っていないと思います」 提督「・・・出撃した艦娘のうち、誰がまだ動けるんだ?」 熊野「はい? 私と夕立さん、榛名さんが小破ですが・・・」 提督「すまん、熊野。 俺を先程行った海域まで誘導と援護してくれないか?」 熊野「提督? まさかこの悪天候で捜索をするのですか?」 提督「当たり前だ! 哨戒艇を1隻用意する。 鈴谷の入渠が終わったら、傍にいてやれ」 提督「とりあえず、鈴谷には明日から事務の方はやってもらおう。 今日はゆっくり休むよう、伝えておいてくれ」 熊野「はい・・・」 熊野「鈴谷さん・・・!」ダキ 鈴谷「熊野・・・」 熊野「本当に心配しましたわ! 無事で良かった・・・!」 鈴谷「あはは・・・ちょっと迷子になっちゃった」 熊野「今日はゆっくり休むよう、提督からご伝言を頂きましたわ」 鈴谷「・・・うん」 熊野「明日は鈴谷さんからも提督にお礼を言って下さいね?」 鈴谷「・・・・・・」 提督「鈴谷、体調は大丈夫か?」 鈴谷「・・・・・・」 提督「やはりあの悪天候をもう少し考慮するべきだった・・・俺のミスだ、本当にすまん」 鈴谷「 ・・・言わなきゃ 」 提督「今日からまた秘書の仕事を頼んで、すまんな」 鈴谷「・・・・・・」 鈴谷「鈴谷を助けて、恩に着せたつもり?」 提督「え・・・?」 鈴谷「これは戦争なんでしょ? なんであんな悪天候の中、捜索なんかしたの?」 鈴谷「深海棲艦の被害に逢うかもしれないんだよ? 他の仲間も危険な目に逢わせる気?」 提督「お、俺はそんなつもりで・・・!」 鈴谷「鈴谷、お礼なんて言わないから」 提督「・・・・・・」 鈴谷「 また言ってしまった・・・ 」 熊野「いい加減にして下さい!」バン 鈴谷「・・・・・・」 熊野「何を考えているのですか!? 自分を助けてくれた人に向かって!」 鈴谷「・・・・・・」 熊野「はぁ・・・馬鹿馬鹿しい。 もう知りませんわ、どうぞご勝手に」 鈴谷「・・・ゴメン」 鈴谷「 どうしてあんな酷いことを・・・鈴谷、病気なのかな・・・? 」 鈴谷「 もうヤダ・・・今度こそ提督に嫌われた・・・ 」 鈴谷「・・・?」 鈴谷「 執務室から話声がする・・・ 」コソ 時雨「あの後、鈴谷さんとはどうなんだい?」 提督「・・・・・・」 時雨「その様子だと、上手くいっていないようだね」 夕立「上手くいっていないどころか、もっと酷いこと言われたんじゃない?」 提督「・・・・・・」 夕立「・・・うわぁ」 時雨「ちょっと許せないなぁ・・・提督をこんなにして・・・」 提督「そう鈴谷を責めるな・・・俺が悪いんだ・・・」 時雨「・・・まだ秘書艦を変更するつもりはないの?」 提督「ああ・・・俺は鈴谷を信頼している。 あいつは俺のことを心底嫌っているがな」 時雨「・・・・・・」 夕立「夕立達じゃ、ダメっぽい?」 提督「え・・・?」 夕立「ん・・・」チュ 提督「んん!?」 時雨「あ! ズルいじゃないか! 僕も・・・」チュ 提督「んん!!」 時雨「ん・・・はぁ・・・これが僕達の気持ちだよ」 夕立「夕立達は本気で提督さんのことが好きっぽい・・・」 提督「夕立・・・時雨・・・」 時雨「・・・僕達をもっと頼ってほしいな」 夕立「お仕事いっぱい頑張るっぽい」 提督「・・・ありがとう、でももう少し考えさせてくれ」 時雨「・・・わかった」チラ 夕立「・・・・・・」チラ 鈴谷「・・・!」 時雨「」ニヤ 夕立「」ニヤ 鈴谷「っ!」ダッ 提督「? どうしたんだ?」 夕立「何でもないっぽい・・・」 時雨「・・・・・・」 鈴谷「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね 」 鈴谷「 提督・・・鈴谷の提督・・・鈴谷を助けてくれた提督・・・ 」 鈴谷「 鈴谷を秘書艦にしてくれた提督・・・鈴谷を信頼してくれた提督・・・ 」 鈴谷「・・・・・・」 提督「はは・・・まさか、夕立達があんなに思っていてくれたなんて・・・」 鈴谷「・・・・・・」ガチャ 提督「おぅ、鈴谷。 戻ってきたか」 提督「今日の業務は終了して良いぞ。 」 龍鳳「」チラ 龍鳳「」ヒソヒソ 鈴谷「・・・・・・」 金剛「おぉ~と! 手が滑ったデース!」ツル 鈴谷「」バシャ 金剛「Oh, 鈴谷! こんなところにいたんデスか! そんなところに座っていると、邪魔デース!」ニヤニヤ 榛名「まぁまぁ・・・ほら、鈴谷さんも、金剛姉様もワザとやったのではないんですから、ね?」クスクス 鈴谷「・・・・・・」 金剛「・・・なんデスか、その目は? シッ!」ドカ 鈴谷「うぐっ・・・!」 榛名「少し、お仕置きが必要なみたいですね・・・」ガッ 鈴谷「うぅ・・・」 扶桑「まぁまぁ、その辺で・・・」 扶桑「皆さんも見ていますし、ね・・・?」 山城「・・・・・・」 金剛「・・・チッ、行きマショウ、榛名」スタスタ 榛名「・・・・・・」スタスタ 鈴谷「・・・・・・」 山城「・・・勘違いなさらないでね? 私達は別に貴女を助けようと思っているわけではないわ。 落ち着きを取り戻したときには 既に遅かった。 時雨と夕立の制止を振り切り、鈴谷への対応を改めさせることに成功する提督。 歪んだ愛情表現でも、 自分を愛してくれた鈴谷を受け止めた提督。 「一緒に幸せになろうな、鈴谷」 「うん・・・愛しています、提督」 [NOMAL END ~海を見つめる鈴谷~] 鈴谷を止めるために動いた時雨と夕立ではあったが、鈴谷が隠し持っていたのは拳銃だった。 発狂した鈴谷には、 躊躇などなく、本気で2人を殺そうとする。 絶体絶命の白露型の2人を庇った提督であったが、人間と艦娘は違う。 大量の出血をしながらも、最期まで鈴谷を責めることなく、こと切れた。 この騒動の後、鈴谷は処罰として解体が 決まった。 しかし、隙をついて脱走、鈴谷が向かったのは、波止場であった。 vip2ch. メタ情報•

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